三井情報、Hyper-V活用で仮想化IT基盤を提供開始~コスト削減に貢献~
三井情報、Hyper-V 活用で仮想化IT基盤サービス開始
三井情報株式会社(MKI)は、マイクロソフト社のWindows Server 2008 R2の仮想化技術Hyper-V 2.0を利用したプライベートクラウド型の「仮想化IT基盤」サービスの提供を、2009年12月より開始しました。
このサービスは、サーバーとストレージを統合的に組み合わせることで、企業システムのコスト削減を実現します。すでにMKIの親会社である三井物産株式会社が、約1000台の物理サーバーをこのシステムに統合する取り組みを進めており、2009年10月時点では国内最大規模のHyper-V 2.0導入事例となっています。三井物産は、この「仮想化IT基盤」のファーストユーザーとなりました。
コスト削減と効率化が大きな課題
近年、多くの企業は経済環境の悪化やコスト削減の必要性から、ICT設備の見直しを迫られています。その中で、サーバー仮想化は重要な解決策として注目を集めています。ミック経済研究所の調査によると、サーバー仮想化ソリューション市場は急成長を続け、2007年の781億円から2008年には1249億円に拡大、2013年までの年平均成長率は30.9%と予測されています。
仮想化IT基盤のメリット
MKIの「仮想化IT基盤」は、以下のメリットを提供します。
コスト削減: サーバーの統合と集約により、ハードウェアや運用コストを削減できます。
効率化: パッケージ化された提供により、システム構築にかかる時間を短縮し、管理・運用を効率化します。
* 柔軟性: ラック単位での提供により、小規模な導入から段階的な拡張が可能で、投資対効果を明確にできます。
今後の展開
MKIは、三井物産への導入で得られた経験と実績を活かし、「仮想化IT基盤」サービスの拡充と顧客への展開を加速させます。サーバー集約によるコスト削減を目指す企業に対し、積極的に提案活動を行い、このサービスをプラットフォームビジネスの中核に据えることを目指しています。
まとめ
MKIの「仮想化IT基盤」サービスは、Hyper-V 2.0による高い仮想化技術と、パッケージ化による効率的な導入、段階的な拡張による柔軟性を兼ね備えています。経済状況の悪化が続く中、コスト削減とITインフラの効率化を図る企業にとって、非常に魅力的なソリューションと言えるでしょう。今後、MKIがこのサービスを通じて、多くの企業のIT環境改善に貢献していくことが期待されます。
このサービスは、企業システムの近代化、特にサーバー統合によるコスト削減を目指す企業にとって、極めて有益な選択肢となるでしょう。今後も三井情報による革新的なITソリューションの展開に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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三井情報株式会社
- 住所
- 東京都港区愛宕2-5-1愛宕グリーンヒルズMORIタワー
- 電話番号
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03-6376-1000