シンポジウムは、那須保友岡山大学学長の開会挨拶から始まりました。テーマは「Towards Sustainable Societies: Greening Education and Nature-Based Solutions」とし、2020年から2030年にかけてのESD(持続可能な開発のための教育)の国際的枠組みに基づいて選定されました。那須学長は、地域社会やパートナー機関と連携することで、持続可能な社会の実現に向けた大学の責務を強調しました。
基調講演では、国立台北科技大学の王錫福学長が挨拶を行い、続いて岡山大学の藤井浩樹教授が「Getting Asian Learners Climate-ready: A Transformative Initiative in Education」と題した講演を行いました。
パネルディスカッションと意見交換
シンポジウムでは、岡山大学のグローバル人材育成特別コースに参加している農学部の清宮琴々奈さんと淵上遥奈さんが学生モデレーターとして運営を担当しました。講演の後には、国立六大学からの10名の研究者が登壇し、発表を行いました。その中には、岡山大学の勝原光希助教による「How can we measure human-nature interactions and biocultural diversity?」という講演も含まれ、多様な視点からの意見交換が繰り広げられました。オンライン参加者も加わり、活発な対話が行われました。