マウザーが新型PIC16F13145マイクロコントローラの取り扱いを開始

マウザー、MicrochipのPIC16F13145マイクロコントローラの取り扱いを開始

マウザー・エレクトロニクスは、Microchip Technology社の新型マイクロコントローラ、PIC16F13145の取り扱いを開始しました。マウザーは新製品投入（NPI）のリーダーとして、様々な革新を推進している企業であり、今回の新製品もその一環です。

PIC16F13145はユーザーがハードウェアベースのカスタムロジックを自由に作成できる構成可能なロジックブロック（CLB）を備えています。この機能により、従来よりも複雑なロジック機能を実現可能で、CPUから独立して機能することができ、応答時間の向上と消費電力の削減に寄与します。例えば、マトリクス乗算器やルックアップテーブル、フリップフロップなどの基本的なロジック要素を組み合わせることで、多様なロジック機能を構築できるのが特徴です。

さらに、このマイクロコントローラは、10ビットのA/Dコンバータ（ADC）や8ビットのD/Aコンバータ（DAC）、応答時間が50ナノ秒の高速コンパレータ2基、複数のタイマー、I2C/SPI通信モジュールなどの様々なコアインディペンデントペリフェラル（CIP）も搭載しています。これにより、設計者は外部ロジック部品を削減し、部品表（BOM）のコストを低減しながら、よりフレキシブルなデザインが可能となります。

また、マウザーではPIC16F13145の評価キットである「PIC16F13145 Curiosity Nano評価キット（EV06M52A）」も入手できます。この評価キットには統合型プログラマとデバッガが搭載されており、外部ツールを使うことなく簡単にプロトタイプを作成できます。また、Microchipが提供する無償の開発ツール、MPLAB®X IDEやMPLAB Code Configurator (MCC)を利用することで、ユーザーはCLBを含む全てのオンボード・ペリフェラルをGUIベースで容易に設定できるため、開発プロセスを一層効率化できます。

マウザーはまた、MicrochipおよびAll About Circuitsと提携し、2025 Configurable Logic Design Challengeを主催しています。このコンテストでは、PIC16F13145を活用した革新的なアプリケーションの概要を提出することで、選考を通過した参加者に無償の評価キットが提供され、さらに総額10,000ドルの賞金も用意されています。これは技術者にとって、自らのアイデアを実現する良い機会となるでしょう。

詳細については、ぜひ2025 Configurable Logic Design ChallengeやMicrochip Technologyの公式サイトをご確認ください。具体的な製品情報はマウザーのウェブサイトで閲覧でき、ユーザー負担の少ないスピーディな対応が魅力です。また、最新のニュースや新製品情報も随時更新されているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

マウザー・エレクトロニクスは、最新の半導体や電子部品の正規代理店として、数多くの新製品の販売に力を入れています。世界中の電子設計技術者やバイヤーに向け、多言語・多通貨に対応した便利なオンラインサービスを提供し、690万点以上の製品を掲載。テキサス州のダラスには最新鋭の物流センターを有し、223の国と地域および65万人以上の顧客へのサービスを展開しています。そのため、設計開発を迅速化するためのリソースも豊富に用意されていますので、是非利用してみてください。