医療者支援のNPO設立
2021-01-04 09:00:02
グローバルに活躍する医療者を支援するNPO「Team WADA」の設立とその目的とは
NPO法人「Team WADA」設立の背景と目的
近年、世界とのつながりがますます重要視される中、海外進出を志す医療者や医療系学生は増えています。しかし、それに伴い情報の格差も浮き彫りになっています。特に、日本から海外医療に関心を持つ医療者にとって、必要な情報をリアルタイムで得るのは決して容易ではありません。
このような状況を改善するために、2017年に設立されたのがNPO法人「Team WADA」です。設立者は心臓外科医の北原大翔氏と太田壮美氏で、彼らの経験から「海外での医療者の情報が不足している」ことを痛感し、同じ悩みを抱える後進のためにサポートを提供することを決意しました。
具体的な活動内容
「Team WADA」は医療者向けに数々の情報発信を行っています。公式サイトとYouTubeチャンネルを通じて、海外で働く医療者が現地の状況や留学情報を発信するブログやライブ配信、また医学生や看護学生の問いに応える対談動画を実施しています。これにより、医療者が必要な知識やネットワークを得やすくしています。
特に注目すべきは、「医 x 医 マッチング」という取り組みです。これは、疑問を持つ医学生とその疑問に答えられる医療者を結びつけることを目的としたプログラムです。このような相互交流を促進することで、医療者同士のネットワーク構築にも寄与しています。
効率的な情報提供
さらに、毎週土曜の夜9時に行われる留学情報の生配信が、多くの医療者から支持を受けています。この配信は、視聴者がリアルタイムで質問し、それに専門家が応える形式を取っており、生の情報を得られる貴重な機会となっています。
代表理事のプロフィール
北原大翔氏は慶應義塾大学医学部を卒業後、東京大学心臓外科などで研修を受け、現在は米国のMedStar Washington Hospital Centerで心臓外科医として勤務しています。自身の留学体験を活かし、医療者の海外進出をサポートすることに力を注いでいます。
副代表の太田壮美氏も、米国の様々な大学での研究や臨床フェローの経験を持ち、国際的な医療の現場で多くの知識を蓄えています。
未来への展望
「Team WADA」の設立は、医療者の国際進出を促進する第一歩です。医療業界が抱えている情報格差の問題を解決することで、多くの医療者が自信を持って海外に進出し、さらには日本の医療の質を向上させていくことが期待されています。
社会の国際化が進む中、海外での医療経験は今後ますます重要になるでしょう。NPO法人「Team WADA」が提供する情報やサポートが、多くの医療者にとっての頼もしい助けとなることが期待されています。公式サイトやYouTubeチャンネルにアクセスすれば、最新の医療情報を入手することができます。
会社情報
- 会社名
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チームWADA
- 住所
- 東京都中野区大和町3-38-10
- 電話番号
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