2026年 春節に向けた中国インバウンドの最新旅行動向
インタセクト・コミュニケーションズ株式会社は、2026年の春節を控え、中国からのインバウンド動向に関する新たな調査結果を発表しました。本調査では、中国国内に住む約4,000人を対象に、2026年春節期間中(2月15日~2月23日)に日本を旅行先として考えた人たちの意見をまとめています。調査結果からは、中国人観光客にとって、日本旅行の人気が依然として高いことが示されており、今後の訪日プロモーションにおける重要な示唆が得られました。
調査の概要
この調査は、中国のメッセンジャーアプリ「WeChat」を利用して行われ、3,995人の有効サンプル数が得られました。その中で、2,869人が海外旅行を計画していると回答し、429人が日本を指定しました。この結果をもとに、訪日客の動機や関心の対象、旅行スタイルについて深掘りします。
中国人観光客の旅行先とその人気
まず、2026年の春節期間中に訪れる海外旅行先に関する質問では、最も人気があったのは「東南アジア」で、35.7%の票を得ました。次いで「韓国」が16.5%、最後に「日本」が15.0%となりました。特に、日本はかつての1位から9.3ポイントダウンとなったものの、選択肢の中では依然として重要な位置を占めています。このデータは、日本が中国人観光客にとって魅力的な目的地であることを証明しています。
日本旅行の決め手は文化に対する関心
旅行先として日本を選んだ理由については、55.9%の人が「日本独自の文化や芸術への興味」を挙げました。これは、日本の伝統工芸やアニメ、さらには近年のアーティストの影響など、多岐にわたる文化的要素が観光客を惹きつけていることを示しています。
旅行スタイルの変化
さらに、旅行スタイルの観察では、訪問先が「ゴールデンルート」に集中する従来の傾向から、地方都市やリゾート地への周遊型にもシフトしつつあることが明らかになりました。具体的には、訪れる場所が東京や富士山、京都、大阪といったメインの観光地だけでなく、地方の特産や文化に触れる機会が増えてきています。これにより、オーバーツーリズムの軽減が期待されています。
新たな消費トレンドの芽生え
旅行中に特に重視する体験としては、「地方の祭り」「アニメの聖地巡礼」「高級温泉旅館」などが挙げられ、これまでの「モノ消費」から「コト消費」への移行が顕著に見られます。観光客は物を買うだけでなく、その土地ならではの体験を求めていることが調査で明らかになりました。
日本のマナーを尊重する姿勢
興味深いのは、訪日を計画する中国人観光客が、日本のマナーや習慣について事前にリサーチを行っている割合が高かったことです。「ごみの分別や持ち帰り」が59.2%、「撮影禁止場所でのルール」が47.6%など、多くの人が日本文化への理解を深めようとしている姿勢が見受けられました。この点は、今後のインバウンド施策においても重視するべき要素です。
まとめ
今回の調査結果から、中国人観光客は日本を訪れる傾向が強込み続けており、文化に対する関心や個別体験を重視していることが分かりました。訪日旅行においては、これからも地方の魅力をアピールすることが重要であり、文化的なコンテンツをさらに充実させていく施策が求められます。日本に対する関心が復活しつつある今、新たなインバウンド戦略が期待されます。