サイレント絵本『きんつぎ』
2025-02-17 10:54:07

児童文学の新たな金字塔!フィクション部門最優秀賞受賞作『きんつぎ』登場

児童文学の新たな金字塔『きんつぎ』



2024年2月20日(木)、世界文化社より発表されるサイレント絵本『きんつぎ』は、世界で権威ある児童文学賞、ボローニャ・ラガッツィ賞のフィクション部門で最優秀賞を受賞しました。この作品は、壊れた陶磁器を金で修復する日本の伝統工芸・金継ぎをモチーフにしており、喪失の旅を詩的に描いています。

サイレント物語の魅力



本書では、言葉が登場しない中で、小鳥と別れてしまったうさぎが、深い優しさと繊細な描写でその悲しみを表現します。物語の中で感じる悲しみや絶望、そこからどのように希望を見出すかが、読者の心に深く訴えかけることでしょう。喪失は苦しいものですが、その体験が新しい出発の契機となることを描いたこの物語には、多くの人々が共感できる力があります。

巻末にはアメリカの詩人エミリー・ディキンソンの詩「“Hope” is the thing with feathers」が添えられ、希望の大切さが力強く伝えられています。これは、読者が自身の感性で物語を感じ取る手助けともなり、ページをめくるたびに新たな発見が待っていることでしょう。

賞の背景と意義



ボローニャ・ラガッツィ賞は、児童文学の優れた成果を讃えるための国際的な賞であり、作品の内容だけでなく、編集や装丁など全体的な品質が評価されます。『きんつぎ』はその中で優れた作品として認められ、多くのファンから注目を集めています。

選評には、物語の持つ深い優しさや、喪失をしっかりと見つめ直す姿勢が称賛され、どんな苦しい状況でも人は回復する力を持つことが描かれています。この物語を通じて、読者たちは自身の人生にも照らし合わせながら、大切なメッセージを受け取ることでしょう。

本書限定の特典



日本語版では、イッサ・ワタナベが特別に書き下ろした後書きが掲載されており、カバーには箔押しが施され、贈り物にも適した美しい装いがひときわ目を引きます。本書の用紙やデザインに対するこだわりも、作品への期待を高めてくれるでしょう。

作者と訳者のプロフィール



イッサ・ワタナベは1980年にペルーのリマに生まれ、日本のルーツを持ちながら現在はスペインに在住。彼女は18か国で作品が発表され、さまざまな賞を受賞しています。
柴田元幸は著名な文学者であり、数々の賞を受賞している翻訳家です。彼の圧倒的な翻訳技術によって、この作品もまた魅力を増しています。

書籍詳細


  • - 書名:『きんつぎ』
  • - 著者:イッサ・ワタナベ
  • - 詩訳:柴田元幸
  • - 発売日:2025年2月20日
  • - 定価:2,420円(税込)
  • - 仕様:B5変型/48ページ
  • - 発行者:世界文化社

この機会にぜひ、サイレント絵本『きんつぎ』を手に取って、物語が持つ深いメッセージに触れてみてはいかがでしょうか。自身の感性で、希望を見つける旅を楽しんでください。


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会社情報

会社名
株式会社世界文化ホールディングス
住所
東京都千代田区九段北4-2-29
電話番号
03-3262-5111

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