アトラシアンがTrelloの新機能を発表
アトラシアン株式会社が、タスク管理ツール「Trello」の新しいリリースを開始しました。このアップデートにより、ユーザーがタスクを整理し、実行管理を簡単に行えるように改善され、特にアトラシアンのプロジェクト管理ツール「Jira」との連携が強化されました。これはチームが自分のタスクを管理しやすくなり、全体の生産性が向上することを意図しています。
新機能の概要
新しいリリースでは、いくつかの注目すべき機能が追加されています。まず注目すべきは「インボックス」の導入です。これにより、Trello内でのToDoリスト作成が可能になり、さらに他のコミュニケーションツールからもタスクを簡単に取り込むことができます。たとえば、チャットツールのSlackやMicrosoft Teamsから重要なタスクを直接Trelloに送信したり、メールを転送してタスクに加えることができます。ユーザーは、モバイルデバイスやデスクトップからもアイデアやメモを簡単に書き留められ、特に新しいAndroid向けウィジェットにより、アプリを開かずともタスクを追加できるようになります。
AIの活用によるタスク管理の効率化
また、AIを活用した「クイックキャプチャ」機能が新たに搭載され、受信トレイに転送されたメッセージから期日や優先度、アクションアイテムを自動で抽出します。これにより、ユーザーは最も重要なタスクに集中できる環境が整います。さらに、GoogleカレンダーやMicrosoftカレンダーと連携した「Trelloプランナー」により、日々のスケジュールを効率よく管理できます。
ユーザーインターフェースの改良
Trelloのユーザーインターフェースにも大幅なアップデートが施されています。新しいナビゲーションバーにより、インボックス、プランナー、ボードを簡単に切り替えられるようになり、これらを同時に表示することも可能です。この変更によって、タスクの可視化と管理が一層進化しました。
Jiraとのシームレスな連携
さらに、このアップデートではJiraとの連携も強化されています。Jiraの作業項目をTrelloボードに直接追加することができ、手動でのToDoリスト作成の手間を省きます。Jiraでの変更が自動的にTrelloにも反映されるため、リアルタイムでのプロジェクト管理が可能になりました。
様々なプランの提供
Trelloは、ユーザーのニーズに応じた複数のプランを提供しています。無料プランから有料プラン(スタンダード、プレミアム、エンタープライズ)まで用意されており、これらの新機能は無料、スタンダード、プレミアムプランの全ユーザーが7月末までに利用可能です。エンタープライズプランのユーザーについては、後半に新機能が利用可能になります。
アトラシアンの企業理念
アトラシアンは「全てのチームの可能性を解き放つ」ことを企業の使命とし、チームワークを促進し、生産性を高めるためのソフトウェアを提供する企業です。世界中の名だたる企業が同社の製品を利用しており、特にNASAやアウディ、Dropboxなどが顧客に名を連ねています。日本法人も2013年に設立され、日本市場に特化したサービスを展開し、カスタマーエクスペリエンスの向上に努めています。
これらの新機能を活用して、Trelloを更に有効活用していきましょう。詳細はアトラシアンの公式サイトで確認できます。