仲間を得る瞬間。地域と若者をつなぐ新しい形
「活動が活発なはずなのに、全体の集まりには人が来ない。」
これは多くのNPOが抱える共通の悩みではないでしょうか。岩手県陸前高田市を拠点とし、若者と地域をつなぐ活動を15年間続けている認定NPO法人SETも、この違和感を抱いていました。うまく運営しているはずなのに、何かがずれている。この感情に共感する方も多いのではないでしょうか。
公共の場での言葉の挑戦
このような違和感が表面化し始めたのは、認定NPO法人SETの公式ポッドキャスト「人口減少時代の'新しい豊かさ'をつくる SET Podcast」の新シリーズの配信が始まった時です。この新シリーズは「市民参画型NPO運営のリアル——世代も時代も変わる市民参画型NPOの次の運営を探る」をテーマに、2026年5月8日から配信が開始されました。SETと新設のNPO法人miraitoの両理事長による全3回の議論を通じて、現状を見つめ直そうという試みがなされています。
時代の変化とNPOの運営
5月8日に配信された第1回では、「10年前の成功モデルの限界」というテーマが取り上げられ、若者を取り巻く状況の変化について、率直な意見が交わされました。インターンの形態が変わり、若者と深く関わる機会が減少しているという現実があり、SNSやAI、そして比較社会といった様々な要因が関与していると考えられます。
若者自身が変わったのか、それとも環境が変わったのか。この問いは、次の運営設計を考える上で非常に重要です。
仲間を得る瞬間
第2回は5月15日に配信予定ですが、ここでは一人の高校生が述べた「初めて仲間を得た」という言葉が焦点となります。没入できない時代において、誰かと「仲間」と感ずる瞬間はいつなのか。この問いを通じて、数字や参加者数では測りきれない、コミュニティの本質が紐解かれていくことでしょう。
手放す勇気
5月22日に配信予定の第3回では、SETの15年目が向き合った「手放す決断」がテーマです。20代のコミュニティを認識し、年齢に応じた役割を再設計することで、組織が再び活力を取り戻したと論じられます。提供されるのは単なる答えではなく、問いを立てるプロセスです。これにより、同じ違和感を抱える全国のNPOや地域団体にヒントが届くことを期待しています。
未来を探るポッドキャスト
「人口減少時代の'新しい豊かさ'をつくる SET Podcast」は、人口減少という社会的課題に対する回答を求め、そこでの問いを展開する未来探求型のポッドキャストです。新シリーズは毎週金曜日に配信され、リスナーとの対話を重視しています。各回の配信スケジュールも明確で、ぜひともお聞き逃しなく。
SETの活動を応援しよう
認定NPO法人SETでは、月々500円から参加できるマンスリーサポーターを募集しています。この取り組みを通じて、若者が地域で自分の可能性を広げる場を提供しようとしています。
認定NPO法人SETの背景
SETは、「一人ひとりの'やりたい'を'できた'に変え、日本の未来にGoodなChangeを起こす」というミッションを掲げています。2011年の東日本大震災後、岩手県を中心に地域の中で若者と住民がともに学び合う機会を創出し、持続可能な地域づくりに向けた取り組みを進めてきました。過去に2度の内閣総理大臣賞を受賞しており、地域活性化の取り組みは広く評価されています。今後もこのような活動を通じて、さらなる地域の活性化に寄与していきます。
公式サイトや各種SNSもご覧いただき、ぜひSETの活動を感じてください。