LEVELUP Climate Techがシンガポール国立大学と提携し持続可能な未来を目指す

LEVELUP Climate Techが新しいステージへ

2023年11月7日、シンガポールを拠点とするLEVELUP Climate Tech Pte. Ltd.（以下、LEVELUP）は、シンガポール国立大学（NUS）のスミット・アガワール教授とのパートナーシップ締結を発表しました。この提携は、将来の持続可能な社会の実現に向けた重要な第一歩と位置づけられています。

共通の目標を持つ両者は、現在開発中のSaaSプラットフォーム「LEVELUP Impact」を進化させ、環境負荷を包括的に可視化します。LEVELUPは、アガワール教授の専門知識を取り入れ、温室効果ガス排出量の数値化を行うことで、企業に対してより実践的なソリューションを提供することを目指しています。特に、食品及び農業に焦点を当てたこのプラットフォームは、企業が環境に配慮した意思決定を行いやすくするための重要なツールです。

「LEVELUP Impact」の概要

「LEVELUP Impact」は、食品業界における環境影響を数値化し、可視化することを目的とした革新的なSaaSです。このプラットフォームは、企業にとってのサプライチェーン全体の環境影響を明確にし、持続可能な食料供給の実現を支援します。具体的には、生産から流通、消費に至るまでの各ステージにおける環境負荷を計測・評価し、企業がそのデータを基に行動を改善できるようにします。脱炭素社会への移行を促進するこのサービスは、食品業界における新たなエコシステムの中核となることが期待されています。

スミット・アガワール教授の役割

アガワール教授は、金融、経済、不動産分野で権威を持つ学者であり、NUSのサステナブル・グリーン・ファイナンス・インスティテュートの所長を務めています。彼の研究範囲は広範であり、家庭のサステナビリティや行動ファイナンスなど、環境に関連する様々なテーマに取り組んでいます。特に、日常の選択において環境意識を高めるためのカーボンスコアリングの導入推進において第一人者として知られています。このようなアガワール教授の専門性は、「LEVELUP Impact」の機能開発に大いに寄与することでしょう。

両者の意気込み

LEVELUPの共同創業者兼CEOである谷内樹生氏は、「アガワール教授との連携を非常に光栄に思います。このパートナーシップにより、私たちは技術の向上と、より実用的な解決策の提供を進化させていくことができます」とコメントしています。

一方、アガワール教授も「持続可能性の観点から、食料供給チェーン全体の環境影響を明確にすることは重要です。LEVELUPと共にこの課題に取り組むことで、企業が持続可能な選択を行うためのツールを提供することを楽しみにしています」と期待を寄せています。

LEVELUP Climate Techについて

LEVELUP Climate Techは、持続可能な食糧供給を次世代に提供することを使命とするスタートアップ企業です。環境問題に対する実用的な解決策を開発し、グローバルに展開することを目指しています。大学や専門家との協力を深め、技術革新を推進する中で、企業が環境に優しい選択をする手助けをするために、「LEVELUP Impact」を今後ますます進化させていく予定です。

さらなる詳細情報や最新ニュースは、LEVELUP Climate Techの公式サイトをご覧ください。