3D画像拡張機能
2019-03-29 10:01:35
イーグロース株式会社が3D画像データ拡張機能を新たに追加し医療分野へ貢献
イーグロース株式会社の新機能追加
イーグロース株式会社は、ディープラーニングにおいて重要な役割を果たすデータ拡張のプロセスに、新たに3Dボリューム画像に対する変形・回転機能を追加しました。この機能は、自社製品「Growth RTV」内のPython連携プラットフォームに搭載されており、特に医用画像分野におけるデータ不足を克服するための革新です。
医療現場では、特に症例数が限られているケースが多く、データの拡張は必須の作業となります。しかし、これまでのところこのプロセスを簡単に行うための汎用ツールはほとんど存在しませんでした。この課題に対処するため、イーグロースはPython APIを通じて柔軟で簡便な3D画像データ拡張機能を提供します。
Python連携での簡単操作
この機能によって、ユーザーはCT画像などの医用画像に、整合性を保ったままランダムに変形や回転を行うことができます。具体的には、拡張回数や回転の有無、回転量、変形の有無、変形量などを自由に設定可能です。対応しているデータ型は8バイトと16バイトのRAWデータであり、医療分野以外でもOCTなどの3D RAWデータに応用することも期待されています。
さらに、4月中旬には「Growth RTV」のアップデートとして、この機能のユーザーへの配布が開始される予定です。5月中には、さらに進化した軟体変形機能の提供も計画されています。
大規模展示会への参加
イーグロースは、2019年に開催される2つの大規模な展示会に出展します。第一のイベントは、4月3日から5日に東京ビッグサイトで行われる「AI・人工知能EXPO」です。当社はさくらインターネット様のブースにて、同社の「高火力コンピューティング」クラウドGPUサービスを利用したデモを展示する予定です。
このデモでは、「Growth RTV」を用いたデータ処理と学習の様子が紹介されることでしょう。
次に、4月12日から14日の間にパシフィコ横浜で開催される「2019国際医用画像総合展」にも出展します。この展示会では、当社が協力しているアイテムコーポレーションのブースで「Growth RTV」を多くの業界関係者に紹介する機会を得ます。
共同研究やビジネスパートナーを募集中
イーグロースでは、高度な医用画像解析技術を基にした共同研究を進めるため、さらなるパートナーの募集も行っています。複数の大学や医療機関と連携しながら、医療現場の問題解決を目指して技術の向上に努めています。
このように、イーグロース株式会社は、医用画像解析技術の先駆者として、国内外での医療技術の発展に寄与しており、今後のさらなる技術革新が期待されます。
企業情報
イーグロース株式会社は、京都府京都市中京区に本社を置き、医用画像解析ソフトウェアの開発を手掛けています。深層学習技術の導入により、全国の医療機関で幅広い導入実績を誇り、今後も新たな技術開発に取り組んでいく予定です。
会社情報
- 会社名
-
イーグロース株式会社
- 住所
- 京都府京都市中京区下丸屋町403番地
- 電話番号
-
075-777-6042