KIDA PROJECTの成果
2021-12-09 11:00:10

伝統工芸をテーマにした探究学習「KIDA PROJECT」の成果発表

探究学習「KIDA PROJECT2020」の成果



2020年11月に立ち上がった「KIDA(キーダ)PROJECT」では、小学生から高校生が参加し、伝統工芸の後継者問題に取り組みました。このプロジェクトは、一般社団法人キッズMが提供する「こども商品開発」をテーマにした探究プログラムの一環として実施されました。

プロジェクトの概要



KIDA PROJECTでは、参加者が「本物」にこだわる学びを実践。特に伝統産業の持続性に注目し、地域の職人や企業との協力を通じて、新たな商品やサービスを考案しました。2021年の1月と3月には、子供たちが職人や企業のプロに向けてオンラインでプレゼンテーションを行い、41名のチームが自らのアイデアを発表しました。

成果とプロトタイプ展示



プレゼンテーションの結果として、選ばれた商品企画から2つが職人によってプロトタイプとして製作され、展示イベントでお披露目されました。具体的な商品名は「角服」と「家紋バック」で、参加代の中学生と小学生が手掛けたものです。これにより、子供たちが単なるアイデア段階を越えて、具体的な製品化の過程に関与できたことが評価されています。

探究学習の重要性



本プロジェクトの研究を通じて、探究学習には3つの重要な要素があることがわかりました。第一に、学びの成果を可視化するために「プレゼンテーション制作」を行うこと、第二に、探究意欲を高めることが、より深い学びへとつながること、第三に、地域や職人との連携を通じて学校外の学びの場を作ることの重要性です。

これらの試みは、単なる知識習得にとどまらず、新たな価値創造に寄与する可能性を示しています。

未来への展望



教育改革が進む中で、探究学習を通じて育む「新しい価値を生み出す力」の育成は、未来の社会に不可欠なスキルといえます。KIDA PROJECTはその一歩となり、全国の教育現場に波及効果をもたらすことを目指しています。次回は新たに「文房具」と「お菓子」をテーマにしたコースが始まる予定で、さらに多くの学生が挑戦する機会が設けられます。

教育現場での実践を広げるため、引き続き、地域の企業や職人と連携した学びの場を充実させていく必要があります。新たなアプローチを通じて、次世代の教育を形成するための貢献を続けていく考えです。

会社情報

会社名
一般社団法人キッズM
住所
東京都中央区銀座5-6-12みゆきビル7F
電話番号
090-2232-8173

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