葬儀とお墓の意識調査
2016-09-20 12:01:21
お墓問題への関心が高まる中、3人に1人が購入予定なし
近年、日本社会における超高齢化が進んでいる中、葬儀やお墓の問題に対する関心が高まっています。最近の調査によると、調査対象となった1,000人のうち、6割以上が自身の葬儀やお墓について考えていることが分かりました。特に、自分自身でこれらのことを決めたいと希望している人が44.2%にも上っており、思いを持っている傾向が浮かび上がっています。こうした意識の高まりは、特に女性に顕著であり、女性の方が葬儀やお墓問題に対する関心が高いという結果も出ました。
実際、葬儀やお墓について最優先で考えるポイントは何かという調査も行われました。その結果、経済的な「費用」が39.3%で最も多く、次いで「家族」が32.0%と続きました。経済的な面が大きな決定要因となっていることが理解できます。また、自身のお墓が決まっていないと答えた451人の中では、なんと35.7%が今後購入する予定がないとの結果でした。このように、お墓の購入意向が低いことが明らかになりました。
さらに、故人を思い出しやすい場所についても調査が行われました。その結果、1位は「海」(15.0%)、2位は「山」(12.4%)、3位は「建物」(10.9%)、4位は「花」(9.9%)という結果が出て、50代以上の女性では「花」が最も多い回答となりました。これにより、故人とのつながりを持つ場所が多様であることが示されています。
加えて、最近注目を浴びている「海外海洋散骨」についての興味も調査されました。この問題に対して、23.2%が興味があると回答し、更に53.6%の人々は故人の希望があれば問題ないと考えています。ただし、海洋散骨に対する不安事項も存在しており、環境への影響を心配する声もあります。
「海外海洋散骨」は、近年ハワイなどで実施されることが多く、実際に調査によると、その認知率は57.6%に達しており、多くの人々がその存在を知っています。さらに、散骨を行うことのイメージとして、33.5%が「自然を感じる」と回答し、費用の高さやロマンチックな側面を持つ意見も多く寄せられました。
このように、葬儀やお墓問題に関する意識が高まりつつありますが、実際には多くの人にとって悩ましい問題であることがわかります。自分の意思でこれらの選択を行いたいと思っている人が多い一方で、経済的な要因や故人を思い出す別の方法を考えている人もいるため、様々な意見が形成されています。これからも、社会の変化と共に、人々の考え方や価値観がどのように変わっていくのか注視していくべきでしょう。
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