メタ観光の未来
2021-01-20 15:00:06

メタ観光推進機構が描くデジタルとリアル融合の新しい観光の形

メタ観光推進機構の設立とその意義



2020年11月10日、一般社団法人メタ観光推進機構が東京都渋谷区に設立されました。この機構は、デジタル技術を活用し、リアルな観光との融合を通じて「メタ観光」の実現を目指しています。新型コロナウイルスの影響を受け、観光業界は大きな変革が求められていますが、機構はその過程で新たな観光の形を提案します。

メタ観光とは何か



メタ観光とは、特定の場所に付与された歴史的・文化的な情報に加え、ICT(情報通信技術)を通じて多層的な観光の価値を一体的に体験する新しい観光形態を指します。従来の観光形態が特定の側面に焦点を当てるのに対し、メタ観光はさまざまな観光のレイヤーを重ねて提示することが特徴です。これにより、観光客は一つの場所を訪れることで多様な体験ができるのです。

背景と設立の目的



近年、スマートフォンの普及により、観光客はSNSや口コミサイトを通じて情報を得ることが一般的になりました。この結果、観光のあり方も大きく変わってきました。特に、SNSが観光地を訪れる動機となり、旅の間に遠くにいる家族や友人とオンラインでつながるケースが増えています。このような中で、メタ観光推進機構は新たな観光の形を模索し、「メタ観光」を提唱しています。

機構の主な活動内容



メタ観光推進機構は、以下のような事業を通じて「メタ観光」の普及を目指しています:

1. 調査研究事業:研究者と実務者の定期研究会を開催し、メタ観光に関するアニュアルレポートを発行します。
2. コンサルティング事業:自治体や企業向けに、メタ観光を活用した観光振興に関するコンサルティングを行います。
3. メタ観光資源開発事業:先進的な自治体や企業と共同で、実証実験を実施しメタ観光の実現を図ります。
4. 人材育成事業:セミナーや勉強会、視察を通じてメタ観光の普及と啓発を行います。
5. 顕彰事業:メタ観光として認められる事例の認証、特に優れたものへの表彰を通じて、メタ観光の価値を広めます。

今後の展望と参加呼びかけ



メタ観光推進機構は、広がるデジタル時代において、観光の新たな価値を生み出していくことに注力しています。また、当機構の理念に賛同いただける企業や団体を賛助会員として募集中です。詳細は公式ホームページをご覧ください。

公式サイト:メタ観光推進機構

新型コロナウイルスの影響で観光業は大きな危機に直面していますが、メタ観光推進機構は逆境をチャンスに変えるべく新たな道を切り開いていくでしょう。デジタル技術が観光をどのように変革するのか、今後の動向に注目です。

会社情報

会社名
一般社団法人メタ観光推進機構
住所
東京都渋谷区広尾5丁目9番9301号
電話番号

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