新たな国産鮮魚「天然水サーモン」の店頭販売
2024年9月2日から4日まで、千葉県市川市にあるMEGAドン・キホーテ本八幡店にて、NECグループのネッツフォレストが開発した新ブランド「天然水サーモン」の初の試食販売が行われます。この新鮮で安心なサーモンは、循環式陸上養殖システム(RAS)を用いて、クリーンな地下水で育成されています。
現状の漁業への影響
昨今の気候変動による影響で、水産物の漁獲量が減少し、特に秋の鮭や秋刀魚の不漁が懸念されています。また、先日の台風の影響でトラウトサーモンや銀鮭が大量死するなど、水産業全体が危機に見舞われています。こうした背景から、安定した供給が求められる中、陸上養殖の技術に注目が集まっています。
目的と背景
株式会社SANKO MARKETING FOODSの代表取締役長澤成博氏は、持続可能な水産業の実現を目指し、陸上養殖の普及に力を入れています。「天然水サーモン」の販売は、この取り組みの一環として位置づけられています。この商品は、国内の水産物が厳しい状況にある中で、消費者に国産の安心・安全な食材を提供することを目指しています。
「天然水サーモン」について
「天然水サーモン」は、地下水を使用して育てられており、外部の菌の侵入を防ぐことができるため、ワクチンや抗生物質を一切使用せずに育成されています。このシステムにより、安心して食べられるサーモンが実現されました。日本の食文化に合わせた、さらりとした旨みのあるサーモンは、和食や江戸前寿司との相性も抜群です。
初開催の店頭販売では、試食イベントがあり、来店客に直接その味を体験してもらいます。これは、消費者に陸上養殖の魅力を伝える良い機会です。実施場所である「サカナタベタイ」は、魚離れを防ごうと奮闘する鮮魚専門店でもあり、水産業の6次産業化を具現化した店舗です。
取材情報
今回の店頭販売イベントでは、ネッツフォレストの代表取締役貴田剛氏、SANKO MARKETING FOODSの長澤成博氏、そしてサカナタベタイの店長谷口智広氏が取材の対象となります。各々が陸上養殖の現状について語り、新商品の背景や消費者の反応についても共有する予想です。
実施概要
- - 日時: 2024年9月2日(月)〜4日(水)11:00~11:30及び16:00~16:30(調整可能)
- - 場所: MEGAドン・キホーテ本八幡店(千葉県市川市南八幡4丁目9−1 B1F)
- - 内容: 「天然水サーモン」の店頭販売及び試食会
まとめ
陸上養殖の技術革新によって生まれた「天然水サーモン」は、国産の新たな安心と美味を提供する試みです。環境変化に対応した持続可能な水産業の展望が、今後ますます重要視されるでしょう。消費者に直接触れる機会を通じ、陸上養殖の理解も深まることが期待されます。皆さんもぜひこの機会に「天然水サーモン」をお試しください。