大阪・関西万博2025にてショーメの自然美を楽しむエキシビション開催中

ショーメのエキシビションが大阪で開催中！

フランスの名門ハイジュエリーメゾン、ショーメが2025年に行われる大阪・関西万博のフランス館で特別なエキシビション「Chaumet, an Ode to Living Nature（ショーメ、自然美への賛歌）」を開催しています。このエキシビションは、2025年10月13日まで続き、見逃せないジュエリーの数々が展示されています。

徒然なるエレガンス

ショーメは、パリのヴァンドーム広場12番地に本店を持ち、伝統とモダンを融合させたジュエリーを展開しています。職人の手によって作られた作品は、軽やかさと美しい動きが共存。このエキシビションでは、フランス館のテーマである「愛への賛歌」を体現しており、創業者マリ＝エティエンヌ・ニトが245年前に確立したアイデンティティに基づいて多様な自然とサヴォアフェール（職人技）を称えています。

現代と歴史が交差する空間

インスタレーションでは、現代的なデザインと歴史的なジュエリー作品が一体となった空間が広がります。LED映像と鏡の反響が、万華鏡のような美しさを生み出しています。展示では、ヘリテージコレクションから厳選された3点の作品も一般公開中です。これらの作品は、「エピドゥブレ（麦穂）」や「ルジャルダンドゥショーメ（ショーメの庭）」など、ショーメのスタイルの核心を成す重要なモチーフを含んでいます。

作品の魅力

1. 麦のティアラ（1811年制作）
ゴールド、シルバー、ダイヤモンドを用いたこのティアラは、ナポレオン1世の発注によって作られました。麦穂は取り外し可能で、ドレスや髪に飾ることができ、自然の美しさを見事に表現しています。大変貴重な作品であり、ショーメコレクションの中でも最古のものの一つです。

2. パンジーのティアラ（1850年制作）
ショーメの二代目アトリエマスター、フォッサンによって制作されたこの作品は、ロマン主義時代の美を具現化しています。パンジーは「思い出す」という意味を持つ愛の象徴であり、現在でもそのデザインはいろいろなコレクションで活用されています。取り外し可能な三つの花びらは、ボリュームと立体感を呈し、独自のスタイルを作り出しています。

3. 翼のティアラ（1908年制作）
このティアラは、一対の翼をモチーフにし、深みのある色彩と透明感が特徴です。ヴァンダービルト家の令嬢が所有していた背景があり、当時の流行に基づいて作られました。ジョセフ・ショーメのセンスと技術が色濃く反映された名作です。