高齢者施設での心温まる交流を目指して新たなサービスが登場しました。2025年10月1日より、株式会社リブドゥコーポレーション、関西テレビ放送株式会社(カンテレ)、アーキタイプ株式会社が共同で展開するレクリエーション事業『こぞって』が正式に開始されるのです。この事業は、特に高齢者の日々の生活に楽しさと活気をもたらすことを目的としており、懐かしい映像を通じて感情や記憶を刺激します。
『こぞって』は、カンテレとリブドゥの業務提携に基づき、カンテレが所有する昭和の映像コンテンツを日替わりで提供する20分間のプログラムです。入居者の笑顔やコミュニケーションの可能性を引き出し、心のリフレッシュを図ることができるのが特徴です。例えば、現在放送中の「関純子アナのゴーゴー体操」も毎日配信され、身体の動きや心の安定にも寄与します。これにより、職員の負担軽減にも貢献し、さらには認知機能や情緒の活性化も促進します。365日、毎日コンテンツが更新され、誕生日や記念日などの特別な日の祝福機能も搭載され、より一層楽しい時間を提供します。
開発の背景と経緯
『こぞって』の開発は、カンテレが以前から行っていた「出張ゴーゴー体操」や「回想法シアター」の取り組みを基にしています。リブドゥの豊富な介護分野における知見と組み合わさることで、この新たなサービスが誕生しました。アーキタイプは、これらの両社の共同作業をバックアップし、事業の実地運営をサポートしています。トライアルに参加した施設からは「入居者の表情が明るくなった」「職員の活動的な気持ちが促進された」との好評を得ています。さらに、この事業のリーダーを務めているのは、事業構想大学院大学の修了生であり、実社会への導入が実現しました。
望まれる未来の展望
今後は、地域の文化を反映した映像の制作や、認知症患者やデイサービスの利用者など、より多様な方々に楽しんでもらえる工夫を加えていく予定です。産学官が連携し、地域のニーズにも応じたサービスの充実を図っていく考えです。
事業説明イベントの情報
『こぞって』の展開を記念して、2025年10月15日から17日の期間に大阪で開催される「CareTEX大阪」において、事業の紹介を行います。また、11月10日にはトークセッションやパネルディスカッションも予定されており、この分野の情報交換が行われるでしょう。さらに、12月8日には事業構想大学院にて体験講義も実施され、参加者がサービスについてより深く理解する機会となります。
お問い合わせ情報
サービス導入に関する問い合わせは、株式会社リブドゥコーポレーションまで。また、メディア関係者の方々は関西テレビ放送やアーキタイプの窓口に連絡を取ることができます。高齢者の心に寄り添う『こぞって』のサービスが、多くの笑顔を生み出していくことを期待しています。