障がい者支援に向けた新たな学びの場「サポカレ」
NPO人材開発機構は、障がい者支援施設で働く職員向けのeラーニングプラットフォーム「サポーターズカレッジ」(通称:サポカレ)を運営しています。この度、様々な利用者ニーズに対応した研修コンテンツ「利用者ニーズ本位のグループホームとは」を12月に新たに配信することを発表しました。
グループホームの重要性
近年、グループホームに入居する利用者数は増加傾向にあり、その支援ニーズも多様化しています。その中で、利用者の個々の思いや夢に寄り添った柔軟な支援がますます求められています。特に、地域に根差した生活や一人暮らしに向けた支援は、利用者が安心して自立した生活を送るために不可欠です。今回の研修では、グループホームでの支援について深く考える機会を提供します。
豊富な学習内容
新コンテンツは3つの講義で構成されています。
1.
第1回「グループホームでのアセスメントと支援のプロセス」 では、グループホームに入居する前に体験利用を通じて行うアセスメントの重要性が解説され、個別支援計画の作成や、その後の支援プロセスについて詳しく説明されます。
2.
第2回「一人暮らしに向けた支援のポイント」 では、グループホーム利用者の一人暮らしへの希望を実現するための具体的なステップや、事例を通じての支援の流れについて講義が行われます。
3.
第3回「グループホームの役割」 では、障がい者が自立した生活を送るために必要な基礎を理解し、利用者本位の運営について考える内容が提供されます。
講師紹介
今回のコンテンツは、荒井隆一氏が講師を務めます。彼は社会福祉法人ロザリオの聖母会の執行役員であり、「障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会」の代表も担っています。実践的な経験を基に、支援員にとって非常に有益な知識とスキルを提供してくれるでしょう。
受講のメリット
「サポータースカレッジ」は、障がい者支援の職員全てを対象としたオンライン研修で、年間受講料165,000円(税込)で何名でも受講可能です。毎週配信される「15分で学べるWeb講義」と、他の法人や施設の職員とのネットワーキングを通じた学び合いを中心に構成されており、支援力の向上や働きがいの向上に寄与します。また、受講者はパソコンやスマホで手軽に視聴可能です。
結び
生活環境が変わることは、利用者にとって大きな出来事です。不安や期待が入り交じる中で、きめ細かな支援が求められます。今回のコンテンツを通じて、支援員が利用者に寄り添い、安心して新たな生活に踏み出せるようになることを目指しています。ぜひ、興味をお持ちの方は「サポータースカレッジ」での学びを検討してみてください。この意義ある取り組みが、多くの障がい者支援施設に広がることを願っています。