AIエージェントによる業務効率化の実証実験
AI技術の進展が著しい中、LYKEION株式会社、大分シーイーシー株式会社、そして株式会社シーイーシーの3社が共同で実施した業務効率化の実証実験が注目されています。このプロジェクトでは、大規模言語モデル(LLM)を活用したAIエージェントを導入し、運用コストの最大80%削減に成功したと報告されています。
実証実験の詳細
この実証実験では、AIエージェントがシステム保守・運用業務において、24時間365日稼働することを求められる場面での業務代替の可能性が検証されました。具体的には、AIエージェントがシステムからのアラートを受信し、それに基づいて重要度の高いアラートを自動的に判別し、一次対応を行うプロセスが対象となりました。その結果、全体の約80%の業務がAIエージェントによって代替可能であることが実証され、AI技術の適用において新たなマイルストーンを記録しました。
参加企業の役割と協業体制
今回のプロジェクトは、それぞれ異なる技術の強みを持つ3社の連携により実施されました。
- - LYKEION株式会社: プラットフォームを提供し、業務オーケストレーションプラットフォームを構築・提供しました。AIエージェントが快適に機能するための運用インフラを整備しました。
- - 株式会社シーイーシー: 実運用の視点から業務設計やAI適用の可能性を評価し、導入課題や改善効果を実証しました。
- - 大分シーイーシー株式会社: タスクを遂行するAIエージェントを開発し、自然言語ベースで複雑な業務指示や条件判断を処理できるよう対話設計を実装しました。
実証の背景
急速に発展するAI技術は、自動化だけでなく、人手不足、ナレッジの継承といったIT業界の構造的な課題への解決策としても期待されています。特にインフラ運用においては、夜間対応や定型処理、トラブルシューティングなどの高負荷作業が集中し、人的リソースの不足が深刻化しています。こうした課題を受け、本プロジェクトではAIエージェントを業務シナリオに投入し、コスト、品質、セキュリティの観点からその効果を検証しました。
主な成果
実証実験の主な成果は次の通りです。
- - さまざまなタスク(問い合わせ対応、定型オペレーション、ログ確認・通知、ドキュメント生成など)をAIエージェントが処理可能であることが確認されました。
- - クラウドおよびプライベート環境でのLLM基盤を用いることで、セキュリティと応答性能の両立が実現しました。
- - トータルで80%のコスト削減が達成され、AI導入による人手工数の削減が業務の品質を保ちながらも、運用コストを大幅に圧縮する可能性を示しました。
今後の展望
実証から得られた成果は、今後のAI導入の指針として活用される予定です。現場からのAI導入支援や業務の再設計、AIエージェントのモジュール化などにより、企業のデジタル化を促進し、人材の価値を引き出すための業務の集中化が進められます。
参加企業の紹介
LYKEION株式会社
AIエージェントを利用した業務自動化やビジネス変革を支援するテクノロジー企業です。
- - 所在地: 東京都文京区本駒込6-5-3
- - 代表者: 山中 正明
- - 資本金: 1億円
株式会社シーイーシー
システム開発、ITインフラ構築、運用保守、デジタルトランスフォーメーション支援など、幅広いITサービスを提供する企業です。
- - 所在地: 東京都渋谷区恵比寿南1-5-5
- - 代表者: 姫野 貴
- - 資本金: 65億8千6百万円
大分シーイーシー株式会社
株式会社シーイーシーのグループ企業で、大分県を拠点に全国展開を行うITソリューション提供企業です。
- - 所在地: 大分県大分市中央町1丁目1-3
- - 代表者: 高木 英樹
- - 資本金: 3千万円