ネパールの女の子を教育の機会から救うために
特定非営利活動法人チャイルド・ファンド・ジャパン(東京都杉並区、事務局長:武田勝彦)は、女の子たちが直面する教育の機会を奪う課題を克服すべく、ネパールでのクラウドファンディングを始めました。このプロジェクトは、2024年1月15日からスタートしました。
女の子が抱える厳しい現実
ネパールは開発途上国であり、特にダーディン郡では平均日収が430円と低い状況です。そのため家庭の経済状態は厳しく、教育を継続することが非常に難しい環境です。スニタさんはその一例で、家事や弟妹の世話のために学校を3年間も休まざるを得ませんでした。実際、学校の学費は無料でも、制服や文房具、通学用のバッグなどの費用が必要になります。年間10,000円ほどかかるこれらの出費は、貧困家庭にとっては重い負担です。
家事の手伝いが求められる女の子たちにとって、時間も限られ、勉強する機会すら奪われています。さらには、生理用品の購入が経済的に難しく、生理教育も行われていないため、彼女たちは正しい知識を持たず、大きな環境の中で苦しんでいます。
クラウドファンディングの目的
チャイルド・ファンド・ジャパンは、女の子たちの教育を守るため、今回「For Good」というクラウドファンディングサービスを活用し、支援を呼びかけています。目標額はファーストゴール80万円、セカンドゴール160万円で、最終的には250人の女の子たちに教育支援を行うプログラムを構築します。
具体的には、制服や通学用のバッグを提供し、またソーラーライトを用いて、夜間の勉強を支援します。生理用品のセットも配布し、さらに生理についての正しい教育を行うことで、知識を深める機会を提供します。これにより、女の子たちの教育環境を劇的に改善することを目指しています。
プロジェクトページでは、大学生たちがこの活動に共感し、声を上げています。彼らは自分自身の取り組みを通じて、ネパールの女の子たちに自信を持たせ、教育の重要性を伝える活動に参加しています。このクラウドファンディングは、SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」にもつながる活動であり、より多くの人々にこの問題を知ってもらい、参加してもらうことを願っています。
参加方法
このプロジェクトに興味を持ち、ネパールの女の子たちへの支援を希望する方は、プロジェクトページを訪れてみてください。あなたの小さな支援が、大きな変化を生む可能性があります。教育は、未来を築くための大切な基盤です。どうか一緒に、ネパールの女の子たちに明るい未来を提供しましょう。