神石高原町、福山シティFC U-18誘致
2024-07-10 15:17:25

広島県神石高原町、Jリーグ参入を目指す福山シティFC U-18誘致へ!地域活性化に向けた官民連携が加速

広島県神石高原町、Jリーグ参入を目指す福山シティFC U-18誘致へ!地域活性化に向けた官民連携が加速



広島県神石高原町は、人口減少と高齢化が進む課題を抱える中、地域活性化に向けた新たな取り組みとして、Jリーグ参入を目指す「福山シティフットボールクラブ(福山シティFC)」のU-18(ユース)誘致を決定しました。

町は、令和6年7月に開催された町臨時議会で、サッカー場改修整備に要する経費を可決。従来からの手厚い子育て支援策に加え、若年層の定住促進に向けた施策を強化することで、町の未来を担う人材の獲得を目指しています。

人口減少問題への対策として、官民連携によるスポーツ振興



神石高原町は、20年前の合併時には12,000人だった人口が、現在では8,000人を割り込むなど深刻な人口減少に直面しています。今年4月には、民間有識者グループによる「人口戦略会議」で、「消滅可能性自治体」として発表されました。

このような状況を打開するため、町は官民連携による地方創生を積極的に推進。その一環として、福山シティFCのU-18誘致を決定しました。

福山シティFCとの連携協定締結



神石高原町は、令和5年1月に福山シティFCと株式会社MSERRNTとの3者間で連携協定を締結。それぞれが持つ強みを活かし、地域活性化に取り組んでいます。

連携協定では、次の3つの項目が重点的に掲げられています。

1. 町の魅力を伝える交流人口(ファン)拡大
2. 定住人口及び関係人口増に資する地方創生の推進
3. スポーツ等を通じた若者の健全育成

サッカー場整備による地域一体型のスポーツ振興



神石高原町は、福山シティFCのU-18誘致に伴い、新たに人工芝サッカー場を整備する予定です。ナイター照明やクラブハウスなどの付属設備も充実させ、ジュニア世代から地域の愛好者までが楽しめる交流の場となることを目指しています。

このサッカー場は、地域住民にスポーツの魅力を身近に感じてもらい、町への愛着を育む場となるだけでなく、Jリーグが目指す地域密着型のクラブ運営を地域と共にサポートしていく役割を担う予定です。

神石高原町、福山シティFC、MSERRNTのそれぞれの取り組み



神石高原町

神石高原町は、標高400m~600mの高原に位置し、冷涼な気候と豊かな自然環境を有しています。トマト、こんにゃく芋、ニューピオーネなどの特産品をはじめ、神石牛などの畜産品も盛んです。国定公園「帝釈峡」などの観光資源も豊富で、都市との交流を進めています。町は、先端技術を活用した地域活性化にも積極的に取り組んでいます。

福山シティフットボールクラブ

福山シティFCは、福山市をホームタウンとし、中国地域リーグに所属するサッカークラブです。「すべての人に『生きる勇気』と『明日への活力』を。」をクラブミッションに掲げ、2030年にJ1で優勝争いができるチームを目指しています。トップチームの強化はもちろん、アカデミーの充実にも力を入れており、サッカーを通じて地域の活性化に貢献しています。

株式会社MSERRNT

株式会社MSERRNTは、2022年に神石高原町出身の丹下兄弟によって設立されたまちおこし企業です。故郷である神石高原町が抱える人口減少問題を解決するため、補助金や助成金に頼らず、自立したまちづくりを実現することを目指しています。

まとめ



神石高原町は、福山シティFC U-18の誘致とサッカー場整備を通じて、地域活性化と人口減少対策を同時に推進していきます。官民連携による取り組みは、スポーツを通して地域住民の交流を促進し、若者層の定住を促すことで、持続可能な地域社会の実現を目指しています。今後の展開に注目が集まります。


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