真夏の熱から身を守る新商品、遮熱コーティング剤「遮熱生活™」の登場

遮熱コーティング剤「遮熱生活™」の発表

近年、猛暑が続く日本において、私たちの生活における熱対策はますます重要になっています。そこで、JR西日本グループの関西工機整備株式会社が新たに発売する遮熱コーティング剤「遮熱生活™」が注目を集めています。この製品は、真夏の強い日差しから私たちを守るために開発されたもので、3月5日から販売が開始されました。

「遮熱生活™」は、国産のもみ殻から抽出されたシリカ（SiO2）を使用しており、その特性を最大限に活かした商品です。シリカは熱伝導率が非常に低く、これにより、熱が伝達されるのを大きく抑えることができます。この機能により、製品を塗布した対象物の内部温度の上昇を抑え、熱中症のリスクを減少させることが可能です。

具体的な性能

遮熱生活を塗布することで得られる具体的な遮熱効果は、塗布しない場合と比較して約4℃の違いがあります。実際の検証では工事用ヘルメットや衣類の生地を使用して、その効果が確認されています。また、この製品には紫外線を遮る効果もあり、UPF50+の基準を満たしています。

また、もみ殻を有効に利用してシリカを取り出すことで、資源の有効活用につながります。さらに、このコーティングは対象素材の性能や強度を損なうことなく、電気工事用のヘルメットなどにも安心して使用できます。皮膚への刺激性もなく、OECD TG439準拠の試験において非刺激性の評価も受けています。

商品の種類

「遮熱生活™」には二種類のタイプがあります。まず、「非耐水性」は無色でサラサラとした質感で、衣類など柔らかい材質に使いやすくなっています。手軽にスプレーボトルで吹き付けることができ、水洗いで容易に落とすことが可能です。次に「耐水性」は微乳白色で、密着性が高く、長期間にわたって効果を持続させることができます。こちらは塗装用スプレーで吹き付けるほか、刷毛を使った塗布も可能です。