コムデザインとPoetics、コールセンター業務効率化に向けた連携を発表
株式会社コムデザインが提供するクラウド型CTI「CT-e1/SaaS」と、株式会社Poeticsが提供する音声認識API「Poetics Speech API」が連携を開始しました。この連携により、コールセンターにおける業務効率化と品質向上が期待されます。
高精度な日本語音声認識
Poetics Speech APIは、Poetics社が独自開発したリアルタイム音声認識APIです。同社が提供する商談・会議解析AI SaaS「JamRoll」で収集された100万時間近い日本語会話データで学習されており、高い日本語認識精度を誇ります。
コールセンター業務の効率化と品質向上
CT-e1/SaaSとPoetics Speech APIの連携により、以下の効果が期待できます。
対応履歴の自動入力: 通話内容をテキスト化し、自動的に対応履歴を入力することで、オペレーターの作業負担を軽減します。
FAQの自動作成: 通話データからFAQを自動生成することで、問い合わせ対応の効率化に貢献します。
リアルタイム検出: 通話中に特定のキーワードや感情を検出することで、迅速な対応や問題解決を支援します。
応対品質向上: 通話内容を自動的にスコアリングすることで、オペレーターの応対品質向上を支援します。
トークスクリプトの自動作成: ハイパフォーマーの通話データからトークスクリプトを自動生成することで、オペレーターのスキル向上を支援します。
Voice Botの対応品質向上: Voice Botの応答品質向上に貢献します。
これらの機能により、コールセンターのACW(後処理時間)を削減し、オペレーターの生産性を向上させることが期待されます。
手軽な導入
CT-e1/SaaSを利用している企業は、追加の機器やシステム導入なしでPoetics Speech APIを導入できます。また、コンタクトセンターソリューションを提供する企業にとっても、ローコストでAIを活用できるため、労働力不足などの課題解決に役立ちます。
CCP(Converged Communications Platform)の進化
コムデザインが提唱するCCP(Converged Communications Platform)は、カスタマーとコミュニケーター間の会話をデータとして活用し、業務効率向上や付加価値創出を目指すコールセンターDXの取り組みを支援します。Poetics Speech APIとの連携により、CCPはさらに進化し、より高度なコールセンターDXを実現します。
Poetics社とコムデザイン社について
株式会社Poetics: 音声・言語解析AIを開発する企業。商談支援AI SaaS「JamRoll」も提供しています。
株式会社コムデザイン: クラウド型CTIサービス「CT-e1/SaaS」を提供する企業。CXaaS(Customer Experience as a Service)というサービスモデルで、顧客体験向上を支援しています。
まとめ
コムデザインとPoeticsの連携は、AIを活用したコールセンター業務の効率化と品質向上に大きく貢献するでしょう。今後、この連携がコールセンター業界にどのような変化をもたらすのか、注目が集まります。