mederiとメンタルヘルステクノロジーズの業務提携
mederi株式会社と株式会社メンタルヘルステクノロジーズは、業務提携を結ぶことに合意しました。この提携によって、mederiが展開するオンラインピル診療サービス『mederi Pill』が、メンタルヘルステクノロジーズが提供するクラウド型サービス「ELPIS」に統合されます。これにより、企業のニーズに応じた多様な健康支援が行えるようになります。
提携の背景
国連の調査によれば、日本における低用量ピルの服用率はわずか2.9%であり、これは国際的にも低水準です。このような状況を改善するためには、企業における福利厚生の選択肢として低用量ピルを提供することが重要です。これが女性の健康を支援するだけでなく、労働環境の改善にも寄与します。
メンタルヘルステクノロジーズは、産業医や産業保健師による健康管理のための各種サービスを提供しており、「産業医クラウド」はその一翼を担っています。既に約3000社が導入しており、企業におけるウェルビーイング向上に貢献しています。今回の提携によって、企業はより包括的に女性の健康を支えることができるようになります。
mederi Pillについて
mederiが提供する『mederi Pill』は、スマホから簡単に受診できるオンライン診療サービスです。働く女性たちが自分の健康を管理しやすくし、体調に応じた適切なケアを選べる環境を整えることを目的としています。このサービスは「誠実」と「続けやすい」を大切にし、初月のピル代が無料、診療も無期限で無料です。
両社のビジョン
mederiは「すべての人が自分の体をきちんと知り、愛でられる社会」を目指し、安心・安全の中で心と体を整えるためのサービスを展開しています。一方、メンタルヘルステクノロジーズは「ウェルビーイングのスタンダードを創る」を掲げ、企業や医療現場に対するウェルビーイングサービスの提供を通じて心身の健康問題を身近なものにしています。
この提携により、両社は女性がより健康的に働くための福利厚生の選択肢を増やすことができます。また、低用量ピルをより身近なものとして普及させるための新たな施策も展開していく予定です。今後、両社は連携を深め、健康支援における新たな取り組みを進めていくことになります。
まとめと展望
mederiとメンタルヘルステクノロジーズの業務提携は、女性の健康への理解を深め、働きやすい環境づくりを促進する新しいステップとなるでしょう。今後、オンラインでの医療サービスが普及する中で、企業が業務として従業員の健康を支える姿勢はさらに重要性を増していくと考えられます。この提携を通じて、女性の健康問題に対する意識が高まり、より多くの社会的支持が得られることを期待しています。