株式会社チノーの新製品「CISAS 5」
株式会社チノーが2024年9月10日、最新の集録・監視パッケージシステム『CISAS 5』を正式に発売します。この新ソフトは、過去のCISASシリーズから進化し、工場全体の集中監視を可能にしています。その特長として、動作環境がWindowsに依存しない点が挙げられます。これにより、企業は自社のニーズに応じたシステム構築がさらに容易になります。
CISASシリーズの進化
CISASシリーズは、さまざまな計測器からのデータを一元管理し、分析及びエビデンス管理を実現します。具体的には、
- - 最大5000点の集録が可能で、点数による価格変動がないため、スケーラビリティも高いです。
- - 医療・医薬向けに対応した機能も充実しており、「FDA21 CFR Part11」の要求を満たす電子記録・管理も行えます。これにより、医療機関においても安心して利用することができる環境が整っています。
脱炭素対策とユーザビリティ
CISAS 5は、ユーザー認証機能がライセンスキーに依存せず、さらには紙の取扱説明書を電子化することで、環境負荷を軽減しています。脱炭素化への配慮がなされ、持続可能な社会の実現にも貢献しています。また、価格面でも、CISAS 5の機能性を保ちつつ、従来のCISASシリーズに比べて半額以下で提供されることが多いのも嬉しいポイントです。
さらなる特色
CISAS 5は、高度なユーザーインターフェースを備え、データの集録には1秒からの周期で対応します。クライアントは最大20台まで接続可能で、機器接続台数は400台に達します。また、データはトレンドグラフやグラフィック表示、日報・週報・月報の作成も簡単に行えます。
価格設定
コストパフォーマンスの良さもこの製品の大きな魅力です。具体的には、
- - CISAS 5 Part11版(サーバ)は、132万円(税込)
- - CISAS 5 通常版(サーバ)は、33万円(税込)
- - CISAS 5(クライアント)は、3万3千円(税込)での提供です。
これにより、ところどころのニーズに柔軟に応じた形で利用できる製品体系が整っています。
会社概要
株式会社チノーは、1936年に設立されて以来、計測・制御・監視の領域でさまざまな事業を展開してきました。正確な温度制御は、製品の品質や性能にとって重要な要素であり、同社はそれに特化した製品を提供し続けています。これからの時代においても、技術の進化を背景に、より良いソリューションで顧客の課題解決に貢献していくことでしょう。
会社情報
新しい『CISAS 5』の導入により、工場の集録・監視のあり方が大きく変わりそうです。今後の展開に大いに期待が寄せられます。