障害者施設「Shake Hands・京都大宮」でのデジタルアート展
2021年7月15日、京都の合同会社ふくろうが運営する就労継続支援B型事業所「Shake Hands・京都大宮」にて、障害を持つ利用者による作品展示「デジタルアート展」が行われます。このイベントでは、精神障害、発達障害、身体障害を持つ方が創作したイラスト、写真、映像、ロゴ、文章といった多彩なジャンルの作品が一堂に集まります。
参加者は5名程度を予定しており、それぞれ異なる期間をかけて制作された作品が揃います。中には数週間の時間をかけて完成されたものもあるそうです。「これからの社会を見据えた上で、共生社会の実現に向け、一歩でも貢献できたら」との思いから、このアート展は企画されました。障害を感じさせない高い完成度の作品が多く、訪れる人々に感動を与えることでしょう。
このイベントを通じて、障害を持つ方々の才能や技術に触れる機会が提供され、仕事の依頼などにつながることも期待されています。代表の沢田氏は、「今後も障害者の活躍を見える形で応援する機会を定期的に実施したい」と語っています。
運営会社の取り組み
合同会社ふくろうは、2014年に滋賀県で設立され、高齢者や障害者向けの介護福祉事業を展開しています。訪問介護や共生型デイサービス、就労継続支援、さらには障害者グループホームといった多岐にわたるサービスを提供してきました。
特に注目されるのは、滋賀県内で初めて導入された民家型の共生型デイサービスです。ここでは、高齢者と障害者が同じ空間で共に過ごすスタイルがとられ、互いの理解を深める機会となっています。さらに、Web制作に特化した就労支援施設が開設されており、7月には京都にも新たな拠点がスタートします。
京都での新たな挑戦
新しい就労継続支援B型事業所は、2021年8月1日に京都市の中心地・中京区にオープンを予定していて、阪急大宮駅から徒歩3分という好立地です。この事業所では、利用者が1人につき1台のパソコンを使用できる環境が整えられ、PhotoshopやIllustrator、Adobe Premiere Proといった高度なツールの基礎トレーニングが実施されます。
すでに数名の実習生が通い始めており、見学実習が可能です。見学を希望する方は事前に予約相談が求められます。新しい挑戦に興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。
アート展の詳細
デジタルアート展の具体的な情報は以下の通りです。
- - 日時: 2021年7月15日(水)12:00~15:00
- - 場所: 京都市中京区壬生坊城町25、第一正美堂ビル3階
- - アクセス: 阪急「大宮駅」から徒歩3分、嵐電「四条大宮駅」から徒歩5分
感染症対策として体温チェックや手指のアルコール除菌、マスク着用、換気、デスクやイスの除菌、パーテーションの設置が行われるため、安心して訪問できる環境が整っています。アートが発する力を感じながら、共に楽しむひとときをお過ごしください。