株式会社ホットリンク(本社:東京都千代田区、証券コード:3680)は、世界中で広く導入されているソーシャルメディア分析会社、Meltwater社とのパートナープログラムを2025年1月15日から開始すると発表しました。この提携により、両社は各々の強みを生かし、グローバルなSNSマーケティング支援を拡大することを目指しています。
近年、日本企業の海外進出が加速する中、デジタルマーケティングの重要性が高まっています。日本貿易振興機構(ジェトロ)の調査によれば、56.6%の企業が顧客データを活用した市場開拓に注力していますが、未だ多くの企業がDXに取り組めていない現状があります。これによって、データ駆動型のマーケティング支援の必要性が増しています。
ホットリンクはこれまでも国内市場に特化したSNSマーケティングの支援を行ってきましたが、海外市場への進出には課題があったため、Meltwater社との提携を決定しました。Meltwater社は、SNSやオンラインメディアから毎日約10億件のコンテンツを収集し、データに基づく意思決定を支援するツールを有しています。この資源を活用することで、ホットリンクはSNSマーケティングの支援を国内外に広げることが可能となります。
提携の主な取り組みとしては、以下の三つのポイントが挙げられます。
1.
グローバル対応SNSマーケティング支援サービスの共同提供:両社はそれぞれの専門知識を活かし、国内外をターゲットにした包括的なSNSマーケティングのサービスを提供します。
2.
データ分析手法・ツールの高度化:Meltwater社の最新のソーシャルリスニング技術とホットリンクの自然言語処理によるデータ分析のノウハウを組み合わせ、高精度なデータ分析手法の開発を進めます。
3.
グローバル事例の共有・研修:両社が持つ知見を活かして成功事例を共有し、スタッフ研修を通じた技術の向上を図ります。
Meltwater Japanのカントリーマネージャー、Tim O'Rourke氏は「日本有数のSNSマーケティング企業であるホットリンクとパートナーシップを結べることを嬉しく思います。この提携により、より質の高いサービスを提供できると確信しています。」とコメントしています。
ホットリンクのCOO鈴木脩平氏も、「この提携を通じて、SNSマーケティングのスタンダードを作り、国内外のニーズに対応できる体制を整えることができる。」と述べ、両社の今後の展望に期待を寄せました。
さらに、2025年1月22日には、商品の売上アップにつながるSNS運用やMeltwater社のツールの活用法についての無料オンラインセミナーも開催されます。詳細はホットリンクの公式サイトで確認できます。
この提携により、ホットリンクは日本国内だけでなく、海外市場に対してもデータ分析とマーケティングの支援を拡充し、ビジネス成長の支援を行うとのこと。今後の進展に注目です。