15歳女子高生社長が生み出すアップサイクルの新風『Re♡bbon』とは

15歳女子高生社長が手掛ける新たなサステナブルプロジェクト

サステナブルな制服の制作・販売を目指すFearless15株式会社が、価値のあるアップサイクルプロジェクト『Re♡bbon』を始動させました。このプロジェクトは、不要なネクタイを美しいスクールリボンへと変身させるもので、オンラインでの販売が開始されています。代表取締役社長はなんと15歳の鈴木楚乃さん。この若き社長がどのようにしてこのプロジェクトを発案し、立ち上げたのか、その背景についてご紹介します。

ネクタイから生まれる新たな価値

『Re♡bbon』は、廃棄されてしまう運命のネクタイに新たな命を吹き込むプロジェクトです。販売されるリボンは、質の高いネクタイを利用しており、異なる価格帯とデザインのバリエーションが用意されています。例えば、8,000円タイプはトップブランドのネクタイをアップサイクルしたもので、38,000円程度の価値があります。このリボンは、デザイン性と質感においても優れており、学生たちの制服スタイルにピッタリです。

7,000円タイプのリボンは、ハイブランドのネクタイを使用しており、特にファッション感度の高い学生に人気です。5,000円のタイプは、8,000円程度の高級ネクタイを元にしており、シルクの滑らかな質感が特徴です。これらのリボンは、見た目の美しさだけでなく、環境への配慮も込められたアイテムです。

プロジェクトの背景と鈴木社長の思想

Fearless15株式会社は2024年3月に設立され、鈴木社長の経験がこのプロジェクトの着想を得るきっかけとなりました。彼女はスウェーデン大使館を訪れた際に、現地の人々が安価な製品ではなくサステナブルな商品を選ぶ姿勢に感銘を受け、自身の環境意識の低さに驚かされました。これを契機に、制服という身近なテーマからサステナブルなファッションを広めようと決意したのです。

学生たちにSDGsを浸透させる

鈴木社長は、学生たちが自然に環境問題を考えられるようなメッセージを届けることを目指しています。「環境を考慮したファッションはかっこいい」という考え方が、学生服市場に広がっていくことを期待しているのです。このようなアップサイクルプロジェクトは、ただのファッションアイテムを超え、社会に対して持続可能な選択を促す力を持っています。