経営支援クラウド「bixid」と「所得税の達人」がデータ連携
株式会社YKプランニングが提供する経営支援クラウド「bixid(ビサイド)」が、株式会社NTTデータの「所得税の達人」へデータ連携を発表しました。この新たな取り組みは、法人顧客だけでなく、個人事業主向けの税務申告業務をも効率化することを目的としています。
連携の背景と目的
近年、中小企業や個人事業主にとって税務申告は複雑で煩雑な作業となりがちです。特に税法が頻繁に改正される中、経営者は最新の情報を追い続けることが求められます。こうしたニーズに応えるため、YKプランニングはNTTデータと手を組み、データ連携の実現に至りました。これにより、税務申告に必要な情報をスムーズにやり取りでき、業務の効率化が期待できます。
具体的な連携内容
今回のデータ連携では、bixidから「所得税の達人」へ、所得税申告に必要とされる様々なデータが送信されることになります。具体的には、貸借対照表や損益計算書、製造原価報告書、さらに月別の売上や仕入金額のデータが含まれます。これによって、申告作業に要する時間や労力が大幅に軽減されるでしょう。
特に注目したいのは、bixidの持つ仕訳のグルーピング機能です。この機能により補助科目や取引先を使用していない場合でも、自動的に内訳集計が可能となり、申告業務の効率がさらに向上します。
提供価値の拡張
YKプランニングは、「独りぼっち経営者を0に」というビジョンのもと、全国の税理士や会計事務所と連携しながら、中小企業に対して手厚い経営支援を行っています。今回の連携もその一環であり、企業が抱える経営や税務の課題に対して新たな解決策を提供できることを目指しています。NTTデータの税務に関するノウハウと、YKプランニングの会計の専門性を融合させ、新しい価値の創出に向けて今後も取り組んでいくとしています。
さらなる展望
このように、bixidと「所得税の達人」の連携は、今後の税務業務における効率化の新しい形を示しています。中小企業や個人事業主がよりスムーズに税務申告を行える環境が整備されることで、経営に集中できる土壌が築かれていくことに期待が寄せられています。企業はこの連携を通じて、時間やリソースを有効に活用しながら、新たなビジネスチャンスを模索することができるでしょう。
このデータ連携のリリースは、税務申告業務の簡素化のみならず、経営全般における効率化を図っていることから、多くの中小企業にとって朗報となることでしょう。