VicOne新プラットフォーム
2025-05-09 10:43:59

VicOneが自動車業界のセキュリティを強化する新プラットフォームを発表

VicOne、革新的な自動車サイバー脅威インテリジェンスプラットフォーム「xAurient」を発表



トレンドマイクロの子会社であるVicOne株式会社が、自動車分野に特化した新しいサイバー脅威インテリジェンスプラットフォーム「xAurient」を発表しました。このプラットフォームは、自動車メーカー(OEM)やサプライヤーがソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)におけるセキュリティ脅威に迅速に対応できるように設計されています。

「xAurient」の主な機能



「xAurient」は、革新的な特徴を備えています。その一つは、「オンデマンド脅威調査サービス」です。この機能は、脅威情報を自動で収集し分析するAIエージェントを搭載しており、従来の手作業による負担を大幅に削減します。これにより、OEMやサプライヤーは新車開発におけるリスク管理や製品セキュリティ評価を効率的に行うことができるようになります。

特に、VicOneは、ダークウェブやソーシャルメディアを含む広範な情報源を利用して、最新の脅威情報を迅速に収集する能力を持っています。このプロセスは、トレンドマイクロが運営する「Trend Zero Day Initiative™(ZDI)」から得られる30年分の脅威データに裏打ちされており、信頼性の高い分析を提供します。

AIによるリスクプロファイルの生成



「xAurient」は、サイバー脅威インテリジェンスを活用し、OEMやサプライヤーごとに特有のリスク環境を考慮した製品セキュリティリスクプロファイルを自動生成します。この機能により、最も重要な脅威を特定し、優先順位をつけた対策を講じることが可能になります。これにより、企業は最適化されたリスク管理が実現でき、安全性の向上を図ります。

高い拡張性と柔軟性を持つインターフェース



このプラットフォームの特長の一つであるオープンインターフェースは、OEMやサプライヤーが自社の侵入検知システム(IDS)や車両管理システム(VMS)、車両セキュリティオペレーションセンター(VSOC)と統合することを可能にしています。また、スタンドアローンでの利用もできるため、迅速な初動での対応や綿密な対策の実施が実現されます。

VicOne CEO マックス・チェンのコメント



VicOneのCEO、マックス・チェン氏は「xAurient」はOEMおよびサプライヤーがサイバー脅威に対して迅速かつ正確に対応できる手助けをするために開発された」と述べています。こうした取り組みにより、複雑化する脅威への対処は効率化されます。また、このプラットフォームは、常に最新の脅威に対する防御を継続的に行う監視機能も兼ね備えていると言います。

VicOneのビジョン



VicOneは、自動車サイバーセキュリティ分野のリーダーとして、業界に最先端のソリューションを提供し続けています。同社は、業界での専門知識と高度な技術を結集させ、OEMやサプライヤーが進化するサイバー脅威に事前に対策を講じることができるように支援しています。これにより、車両やドライバー、重要なデータの保護に努めています。

詳細は、公式サイトをご覧ください。

追加情報



VicOneは、Automotive Security Research Group(ASRG)との提携により、自動車脆弱性データベース「AutoVulnDB」を設立しました。これは自動車セキュリティの向上を目的とした取り組みであり、詳細についてはこちらをご確認ください。

VicOneについて



自動車サイバーセキュリティに特化したVicOne株式会社は、日本国内で全ての自動車メーカーのニーズに応えるため、様々なセキュリティソリューションを提供しています。自動車業界の新たな挑戦に立ち向かうために設立されたVicOneは、トレンドマイクロの強固な技術基盤に支えられ、常に進化を続けています。公式サイトの詳細はこちらをご覧ください。


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会社情報

会社名
VicOne株式会社
住所
東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー
電話番号

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