「始動 Next Innovator」最終ピッチ審査会
2024年12月14日、経済産業省とJETROが共同で主催する次世代イノベーター育成プログラム「始動 Next Innovator」の最終ピッチ審査会が開催されました。この重要なイベントに、FACTORY Xの代表、神谷喜穂氏が審査員として登壇しました。このプログラムは、シリコンバレーと日本を結ぶ架け橋として2015年に設立され、次世代のイノベーションを推進する起業家を育成することを目指しています。
プログラムにはこれまでの9年間で、一千名以上の企業内起業家や起業家が参加し、様々な業界で活躍してきました。その背景には、急速な社会の変化、特に新型コロナウイルスの影響によって浮き彫りになった課題があり、今、社会のニーズに応える「イノベーター」が求められています。プログラムは、既存の枠組みから飛び出し、新たな価値を創造するための実践的な経験を提供します。
神谷氏の経験と学び
神谷氏自身も2015年から始まったこのプログラムに2019年から参加し、その過程で大きな成長を遂げました。彼は、最初は趣味で行っていた生産機器の体験イベントを通じて、このプログラムへの参加を決意しましたが、最初はその形式に堅苦さを感じ、一度は辞退を考えたこともあったといいます。
しかし、同期からの依頼によって事業の壁打ちを行った際の喜びが、彼の決断を変えました。この新たな経験を経て、彼は自身のピッチを行い、その中で自分が思うイノベーターの定義を表現しました。そのピッチは審査基準には沿っていなかったものの、他の審査員や同期から高く評価され、自分のアイデアが他者に与える影響を実感しました。
実際に公の場でのショートピッチは、彼にとっての初めての経験であり、出席者からの応援を受けることで自信が芽生えました。この出来事は、神谷氏が起業家としての道を進む上で、非常に重要な転機となったのです。プログラム後には、特にシリコンバレーでのメンターや投資家との出会いが、彼の視野を広げました。これらの経験により、彼はFACTORY Xのコンセプトを具現化する機会を得ることができました。
今後への展望
神谷氏は、「始動 Next Innovator」プログラムを通じて得た教訓を次世代の起業家たちに伝えています。「シリコンバレーに選ばれた人々は大切な経験を得て、その知識を広めることが重要です。選ばれなかった方々にも、事業を続ける価値がある」と希望を寄せました。
FACTORY Xの創立と今後の目標
FACTORY Xは2022年に設立され、在庫管理の戦略モデルを開発・展開しています。今後も自社の成長に貢献し、起業家やイントレプレナーたちのフィールドを広げるための橋渡し役を果たしていく所存です。また、事業開発やシステムエンジニアの採用も行っており、事業に共感できる方々からの応募を歓迎しています。
この度のプログラムでの学びと経験を活かし、次世代のイノベーターたちを育成し、共に新たな価値創造に向けた挑戦を続けていくことを、彼らは強く望んでいます。今回の審査会は、次世代の起業家たちにとっても貴重な学びの場となったことでしょう。
== お知らせ ==
- - 採用情報: FACTORY Xでは、事業開発やシステムエンジニアを募集中です。
- - インタビュー掲載: 中日新聞にて神谷氏の特集記事が掲載されました。
- - 登壇情報: 中小企業基盤整備機構のイベントでもFACTORY Xがピッチを行いました。
会社紹介:
- - 会社名: 株式会社FACTORY X
- - 設立: 2022年9月28日
- - 所在地: 愛知県岡崎市久後崎町字宮前1番地
- - 事業内容: 在庫戦略モデルの開発・展開
- - URL: FACTORY X