ウクライナへの医療支援を続けるクラウドファンディング
公益社団法人 日本国際民間協力会(NICCO)は、ウクライナで続く危機に対し、医療支援を継続するためのクラウドファンディングを実施します。このプロジェクトは、京都を拠点とするNICCOが、国内外で行っている人道支援活動の一環として開催されるもので、目標金額は50万円です。募集期間は2025年5月26日から2025年8月24日までの90日間。この取り組みは、混迷を極めるウクライナ情勢において、多くの人々に助けを求める機会を提供しています。
ウクライナでは、ロシアによる軍事侵攻が始まってから3年が経過し、350万人以上が地域を離れ避難生活を余儀なくされています。特に南部のオデーサ州イズマイール市では、新たに流入する避難民とともに、地元住民も物資の高騰や不足に苦しんでおり、医療サービスの質も著しく低下しているという厳しい現実があります。そこでNICCOは、これまで2022年10月以降から隣国ルーマニアを拠点に食糧や医療物資を供給する活動をおこなってきましたが、必要な支援は今後も続くと考えています。
クラウドファンディングの概要
NICCOが開始したクラウドファンディングのタイトルは「ウクライナの人々に明るい未来を届けるため、寄り添い続けます」。この取り組みでは、医療用物資をイズマイール市の地域病院に届けるための支援が主な目的です。支援内容としては、病院用のベッドやマットレス、病室用エアコンディショナー、洗濯機などの医療物資の提供が予定されています。
資金の使い途
資金は主に、支援に必要な人員の確保や支援調整、現地の状況を広く知ってもらうための情報発信に使用される予定です。
これまでの活動
NICCOは、イズマイール市の病院への継続的な支援を実施するため、以下のような活動を行っています:
1.
病院および行政との調整:支援先の病院と連携し、必要な物資やその搬入方法について十分に確認。
2.
物資の調達・搬入・取り付け:ルーマニアのブカレストで資材を調達し、国境を越えてウクライナに輸送、必要な作業を行います。
3.
モニタリング:提供された物資が適切に活用されているかを確認するため、定期的なモニタリングも行います。
NICCOの団体概要
公益社団法人 日本国際民間協力会(NICCO)は、1979年に設立され、発足以来約45年にわたり国際協力や支援活動を行っています。特に途上国での支援や、日本国内での自然災害被災者への支援に注力しています。現在、ウクライナにおける人道支援活動のほか、ミャンマーやザンビアでも重要なプロジェクトに取り組んでいます。
お問い合わせ
興味がある方は、NICCOの広報部までご連絡ください。
これまでの努力と期待を受けて、多くのご支援が集まることを期待しています。ウクライナへの医療支援に、あなたの力を貸してください。