ライフロボティクスが発表した新しいコ・ロボット『CORO™』
ライフロボティクス株式会社は、画期的なピッキング用コ・ロボット『CORO™』を2015年12月に開催される国際ロボット展にて初めて公開します。このロボットは、同社が開発した独自の技術を搭載し、人と共同で作業を行うことを目的として設計されています。国際ロボット展では、ライフロボティクスの代表取締役である尹祐根(ゆんうぐん)氏による講演も予定されており、参加者は『世界で最もシンプル動作のピッキング用コ・ロボット』の魅力を直接聞くことができます。
CORO™の特長と仕様
CORO™は、特許技術TRANSPANDER™(トランスパンダー)を基にした設計がされており、作業者とのスムーズな協力が可能です。このロボットは、特に新しい生産ラインや狭い空間を効率的に活用できるように工夫されています。これまで産業用ロボットの導入が難しかった場所でもCORO™が活用できることで、作業の自動化が進むと期待されています。
主な特長の概要は以下の通りです。
- - 協働可能: 安全柵を必要とせず、狭小空間での運用が可能。
- - シンプルな操作: ロボットの動きが容易に予測可能。
- - 肘の無い伸縮アーム: 肘関節によるトラブルを回避。
- - ティーチングの容易さ: 導入がスムーズで、最新のティーチング環境が提供されます。
- - 安全基準: 物理的制限とソフトウェアによる高い安全性を兼ね備えています。このロボットは、国際基準ISO 10218-1、ISO 12100、ISO 23849-1に準拠しています。
主な仕様一覧
- - 関節タイプ: 多関節型ロボット
- - 自由度: 6自由度
- - 可搬重量: 2 kg
- - 本体重量: 26 kg
- - 最大リーチ: 865 mm
COROの導入先と社会的意義
本ロボットは、化粧品、物流、食品、自動車、電気・電子といった幅広い分野でのピッキング作業において導入が見込まれています。特に、これまで導入が難しかった産業現場における新たな選択肢を提供することで、効率化が図られるでしょう。
ライフロボティクスは、創業以来、顧客視点に立ち、ロボット技術の進化を追求してきました。『人を支援するコ・ロボットの開発と提供を通して、人が新たな価値を創造することに貢献する』という企業のミッションに基づき、今後も技術革新を進めていく方針です。
CORO™の販売は2016年1月から開始される予定であり、ライフロボティクスはこの新しい市場でのリーディングカンパニーを目指しています。今後の展開に注目です。
会社概要
ライフロボティクスは、東京都江東区に本社を構えており、代表取締役の尹祐根氏が率いる企業です。東北大学や産業技術総合研究所での15年以上のロボットアーム研究を基に、人との共同作業を前提にしたコ・ロボット技術の普及に取り組んでいます。
詳細な情報は、ライフロボティクスの公式サイトにてご確認ください。
ライフロボティクス公式サイト