「水咲案内 薔薇缶作品集」:四季折々の美しさと幻想的な世界観が融合した、話題のイラストレーター薔薇缶の初作品集
2019年から本格的に創作活動をスタートさせたイラストレーター、薔薇缶。書籍の装画や挿絵、CDジャケット、MV用イラスト、企業のキービジュアルやキャラクターデザインなど、幅広い分野で活躍する彼女の初の作品集「水咲案内 薔薇缶作品集」が、7月11日に発売されました。
本書は、薔薇缶が描く多彩な作品群を、テーマ別に4つの章で構成。全90点以上のイラストを収録した、見ごたえのある一冊です。
「水と花」が織りなす、巡る四季の物語
最初の章では、「水と花」をモチーフとした「四季咲く瞳」シリーズが展開されます。春、夏、秋、冬と、季節が移り変わる瞬間を捉え、色鮮やかな花々とダイナミックな水しぶきの中に、個性豊かな女の子たちが描かれています。
例えば、春には桜の花びらが舞い散る中でマフラーをなびかせる女の子、夏には雨のような藤の花が水面に落ち、紫陽花へと姿を変える様子、秋には満開の向日葵が咲き乱れる風景などが、繊細で美しい筆致で表現されています。
これらのイラストは、単なる風景描写にとどまらず、女の子たちの表情や仕草から、それぞれの季節に対する感情や思いが伝わってくるような、奥深い物語を感じさせます。
日常と隣り合わせの「非日常」
薔薇缶の作品のメインテーマは、「日常と隣り合わせの非日常」。
次の章では、「白昼夢」シリーズとして、真夜中に動き出す絵画や、海辺に瞬間移動したようなコインランドリーなど、日常の世界から少しだけ踏み出した、不思議な世界が描かれています。
これらの作品は、現実と幻想が交錯するような、独特の世界観で、見ている人を引き込みます。
多様なテイストの作品群
本書には、「四季咲く瞳」や「白昼夢」シリーズ以外にも、可憐な輝きを放つ少女たちを描いた「宝石花」シリーズ、毒気たっぷりの闇を表現した「花蝕」シリーズなど、テイストの異なる作品群が数多く収録されています。
どの作品も、薔薇缶独自の感性と技術が光る、魅力的な作品ばかりです。
薔薇缶の世界観に浸る、贅沢な一冊
「水咲案内 薔薇缶作品集」は、薔薇缶がこれまで培ってきた表現力と、彼女の世界観を存分に堪能できる一冊です。
幻想的なイラスト、繊細な筆致、そして深みのあるストーリー。
この作品集を通して、あなたも薔薇缶の世界観に浸ってみてはいかがでしょうか。
商品情報
著者:薔薇缶
定価:2,860円(10%税込)
仕様:B5判(天地257mm×左右182mm)・並製・160頁・本文4C
発売日:2024年7月11日(木)頃
ISBN:9784796874274
発売元:小学館集英社プロダクション
* 商品URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4796874275