『DISRUPTION』が警鐘
2022-02-21 23:24:56

アーサー・ディ・リトル最新著書『DISRUPTION』が警鐘を鳴らす銀行業界の未来

戦略コンサルティング会社アーサー・ディ・リトル(ADL)は、2022年2月17日に銀行業界の未来に関する著書『Disruption』を発表しました。本書は、変革を求められる銀行の経営幹部に向けて、市場のルールが急激に変わる中での生き残りを考察しています。著者にはADLの頭脳ともいえるIgnacio Garcia Alvesらが名を連ね、長年の業界経験をもとに新たな競争相手の出現やそれに伴う従来の銀行の課題を解説しています。

『Disruption』には、金融サービスや銀行業界の主要プレイヤーや幹部へのインタビューも含まれており、彼らの率直な意見が所収されています。コロナ禍が影響を与えた新たな市場の動向や、ユニバーサルバンクが新規参入者に対抗するための戦略など、読者がこの急変する環境に適応するための重要なポイントが提示されています。

ADLのCEOであるIgnacio Garcia Alvesは、「本書は金融サービス業界の破壊的変革について詳述しつつ、従来の銀行が直面している課題への解決策を提言することを目指しています。変化の波にさらされている銀行の経営者たちにとって、この書籍が行動のきっかけとなることを願っています」と語ります。

さらに、ADLのまた別のトップであるPhilippe de Backerは、「従来の銀行モデルはもはや通用せず、新たな実態に適応したモデルの導入が不可欠だ」とし、新しいモデルへの大胆なシフトを提案しています。これには多くの投資と文化的な変革が求められることも理解されるべきです。

加えて、Juan Gonzalezは「テクノロジーを駆使した新興企業の出現は、銀行業界にとって大きな警鐘となるべきです。銀行がこの新たな脅威に立ち向かうためには迅速な行動が求められます」と述べ、変化にいち早く適応する重要性を強調しています。

その中で、Orange BankのCEO Paul de Leusseは、「銀行は自身に何ら影響がないと過信していたが、もうその認識は通用しない。ADLはその理由と、新しい環境への備え方を示している」と警鐘を鳴らしています。また、Tandem Bank創業者のRicky Knoxも『Disruption』を通じて金融業界の再構築に向けた挑発的な見解が得られると述べています。

本書は、変化の激しい銀行市場に直面する経営幹部や金融サービス業界の専門家にとって必読の内容となっています。正しい判断のもとで自社を発展させるための指針がここにあります。ADLは、将来の成長に向けた機会や変革をサポートする存在として、業界老舗の役割を果たし続けています。出版元のLIDは、ビジネス関連書籍を専門とした欧州有数の出版社であり、本書を通じて、銀行業界の新たな可能性が広がることを期待しています。

会社情報

会社名
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社
住所
東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター36階
電話番号

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