パーキンソン病QOL基金、第2回助成先募集が開始
2024年10月24日、お知らせがあります。公益財団法人日本フィランソロピック財団は、第2回「パーキンソン病QOL基金」助成先の募集を発表しました。この基金は、パーキンソン病患者の生活の質(QOL)向上を目指すために設立されました。日本国内では、15万から20万人のパーキンソン病患者が存在しており、その治療法の研究が進化しています。
パーキンソン病の現状と課題
パーキンソン病は、症状を緩和するための薬や治療が利用されてはいますが、完全に治療できる段階には達していません。新たな治療法として遺伝子治療や再生医療の開発が期待されていますが、全ての患者に「治る病気」とは言えないのが現実です。この病気の影響は患者自身だけでなく、その家族や周囲の人々にも大きな負担をかけます。
QOL基金の目的とは?
「パーキンソン病QOL基金」は、その名の通り、パーキンソン病患者がより快適に長生きできる社会の実現を目指しています。患者のQOL向上を目的として、さまざまな支援活動や研究を対象に助成を行います。これによって、患者一人ひとりが生活の質を上げるための新しい取り組みを支えることができればと考えています。
助成対象事業
具体的な助成対象は、パーキンソン病患者のQOLを向上させる研究や支援活動です。新しいサービスや事業の立ち上げにつながるための取り組みが求められ、単に継続するだけの既存事業は対象となりません。これにより、革新的なアイデアが実現されることを期待しています。
助成対象団体と内容
助成対象となるのは、国内に主たる事務所を持ち、1年以上の活動実績がある団体や法人です。営利法人も支援対象として認められています。助成金の総額は1000万円の予定で、1団体あたりの上限は500万円、採択される団体数は2から5団体を予定しています。助成対象期間は2025年5月から2026年4月末までです。
応募方法のご案内
応募するには、まず募集要項をよく読んで必要書類を準備することが求められます。申請は、助成電子申請システム「Graain」を通じて行います。公募は2024年10月24日から締切は2024年12月13日までとなっており、結果は2025年3月下旬に通知される予定です。詳細については、財団のウェブサイトを確認してください。
日本フィランソロピック財団について
日本フィランソロピック財団は2020年に設立され、社会貢献事業への資金提供を目的としています。寄附を募り、それを基に助成や奨学金などの事業を展開しています。寄附者の思いを尊重し、社会に意味のある貢献を行うことを目指しています。お問い合わせは、代表メールアドレスへ送信の上、情報を得てください。
ウェブサイト:
日本フィランソロピック財団