大阪におけるレンタルオフィスの法人利用状況
大阪では、レンタルオフィスの需要が年々高まっています。今回、地域のビジネス環境を見極めるため、大阪エリアの法人利用に関するアンケート調査を実施しました。この調査では、企業がどのようにレンタルオフィスを利用しているのか、人気のエリアや選定基準、利用目的についてもまとめました。
増加するレンタルオフィス利用率
調査の結果、大阪府で働く企業の67.3%がレンタルオフィスを利用していることが明らかになりました。これは、全体の約7割にあたる数値であり、大阪でのレンタルオフィスへの需要及び利用率が非常に高いことを示しています。特にコロナ禍以降、新たにレンタルオフィスを利用し始めた企業も多いと考えられます。
利用開始時期とその背景
レンタルオフィスの利用期間についても調査を行いました。最も多くの回答を集めたのは「1年未満」で28.6%、次いで「1年以上〜2年未満」が25.7%という結果でした。さらに、全体の77.2%が3年未満の利用者であることから、多くの企業がコロナ禍の影響を受けて新たに利用し始めたことが分かります。
利用の目的ときっかけ
企業がレンタルオフィスを利用する主要な理由は何でしょうか?最も多かった意見は「社員のテレワーク利用のため」で、34.3%の回答が寄せられました。自宅でのテレワーク環境が整わない場合、業務に適した環境を提供するレンタルオフィスは、社員の生産性向上に貢献しています。
次いで「コロナ禍によるオフィス縮小」や「経費削減のため」という意見がそれぞれ20.0%であり、特にテレワークが浸透したこの時代において、従来のオフィスを維持する必要が薄らいできたことが影響しています。
人気のエリアとその理由
大阪エリアでのレンタルオフィスの位置についても調査を行い、その結果を分析しました。利用者の34.3%が「大阪市北区」を選んでおり、これは梅田の主要駅による交通の利便性を挙げることができます。また、14.3%が「大阪市中央区」を選び、ここには本町やなんば、心斎橋などの有名なビジネスエリアがあります。これらの結果からも、交通アクセスの良さが、エリア選定において非常に重要であることが明らかとなっています。
また、企業の既存拠点に近いことや主要駅の近さも重視されており、これらの条件が業務の効率化に貢献していると言えるでしょう。
まとめ
大阪におけるレンタルオフィスの法人利用は、コロナ禍を契機に急増しています。企業は経費削減や社員の働き方の多様化に対応するため、レンタルオフィスをました。これにより、今後のビジネス環境は一層柔軟に変化していくことが予想されます。新たな働き方や経営スタイルに適した拠点として、レンタルオフィスの選択肢は益々重要になるでしょう。おそらく、あなたのビジネスにもその活用が役立つかもしれません。
調査概要
- - 調査対象:レンタルオフィスユーザー調査
- - 回答数:100サンプル
- - 回答期間:2022年12月9日から12月18日までの9日間
- - 調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
■会社概要
社名 :株式会社K-FIRST
所在地 :大阪市中央区高麗橋2-3-15-1F
代表者 :田中健司
資本⾦ :2,000万円
設⽴ :平成26年1⽉6⽇
事業内容:ビル管理業、RE:ZONE事業
運営サービス「Re:ZONE」