教育現場のデジタル化を支援するチエルの取り組み
チエル株式会社(東京都品川区)は、2024年7月に『教育DX導入・推進支援パッケージ』および『教育DX体感パック』のバージョン1.1の提供を開始します。これにより、学校教育におけるICTの利用を一層進化させ、教師や生徒の学習環境を改善することを目指します。
教育DX導入・推進支援パッケージとは?
このパッケージは、Googleが提供している「Google Workspace for Education Plus」を活用し、教育現場で必要とされるデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援します。ダッシュボードを用いて教育DXに関連する重要な指標を可視化し、校務を効率化するための様々なツールを提供します。
具体的には、次の4つのカテゴリーから構成されます。
1. Google Workspace for Education Plus の環境構築と運用
2. Google Workspace for Education Plus及び教育DXに関する研修
3. 教育DXツールの提供
4. データの利活用支援
この新しいバージョンでは、教師からの「こんなツールがあれば便利」という要望に応え、特に③と④の分野で30種類の新機能を追加しました。これにより、校務DXと学習DXの推進がより強化されます。
教育DX体感パックの詳細
『教育DX体感パック』は、教師がデジタル化の恩恵を具体的に体験できるプログラムです。このパックを通じて、「校務」「学び」「セキュリティ」に特化したDXツールを利用できるようになります。これにより、教育現場での情報や業務のデジタル化が進むと期待されています。
新たに追加された主なツールたち
今回のバージョンアップで特に注目されるのは、以下の新しいツールです。
学習DXツール
Google スライド用の拡張機能で、簡単に付箋を作成できる仕組みです。小学校低学年の生徒でも直感的に操作できるため、協働学習をサポートします。
校務DXツール
特別教室や体育館の予約状況を一元管理可能で、教師間での情報共有がスムーズになります。これにより、重複予約の防止が図られます。
アンケートを簡単に作成し、効果的に集計が行えるツールです。クラス別の集計も可能で、用途に応じた利用ができます。
教室に応じて簡単に座席配置を作成でき、柔軟な対応が可能になります。
Google スライドでの目次ページを簡単に作成でき、プレゼンテーション作りの効率が向上します。
先生の声を反映
チエル株式会社は、今後も教育現場でのニーズを反映させたツールの開発やバージョンアップを続けていく方針を明らかにしています。教師からの直接のフィードバックを基に、教育の質を向上させるための製品開発を進めていくことを約束しています。
最後に
教育ICT専業メーカーとして、チエルは「子供たちの未来のために、世界中の先生の授業をICTで支える」という理念のもと、さらなるサービス向上を目指しています。新しい教育DXの取り組みにご期待ください。
製品に関する詳細は、
特設サイトをご覧ください。
株式会社情報
- - 代表者:粟田 輝
- - 本社所在:東京都品川区東品川2-2-24
- - 設立:1997年10月1日
- - 資本金:3.36億円
- - 従業員数:189名(連結、2024年3月末現在)
- - 事業内容:教育ICT事業
- - ホームページ:チエル公式サイト