オーストラリアの「マレーリバーソルト」が日本で味わえる新たな調味料の誕生

マレーリバーソルトが日本に上陸

近年、多くのシェフやグルメ愛好者に愛されているオーストラリアの「マレーリバーグルメ・ソルトフレーク」がついに日本に上陸しました。この微細なフレーク状のお塩は、ほんのりピンク色をしており、その魅力的な色合いは自然のミネラルに由来しています。

マレーリバーソルトの由来

この特別なお塩は、オーストラリア南東部、マレー川流域で収穫されます。ここはかつて海であった場所で、今は内陸地域として知られていますが、600万年以上前の海水が地下に豊かに蓄積されているのです。毎年、オーストラリアの夏（12月から2月）にこの天然の海水を汲み上げ、天日干しにして作られるマレーリバーソルトは、英語で「ancient seasalt」と称されるほどの希少性を誇ります。

この塩の収穫時期には、夕暮れの塩湖が鮮やかなピンクや紫、黄色に美しく染まります。その景色は、パッケージデザインにも影響を与えています。

バランスの取れた味わい

マレーリバーソルトの魅力はその味わいにあります。微かな甘みとマイルドな辛味を持ち、カリッとした食感が特徴です。料理の仕上げにふりかけるフィニッシングソルトとして最適であり、オリーブオイルと一緒に使用することで、さらに引き立てられます。サラダや焼き物、卵料理など、シンプルな調理でも素材の持ち味を最大限に引き出す力があります。

環境に優しい製品

マレー川流域では、「塩害」と呼ばれる環境問題が懸念されています。しかし、マレーリバーソルトの収穫はこの塩害を改善する手助けをしています。このように、グルメなだけでなく、環境への配慮もされたお塩です。

日本のファインダイニングでの人気

日本のファインダイニングシーンでも既に注目を集めています。たとえば、六本木のミシュラン2つ星レストラン「エディション・コウジシモムラ」では、オーナーシェフの下村浩司氏がこのお塩の軽やかな食感とミネラルの風味を称賛しています。また、青山のトリュフパスタ専門店「OUT」のオーナーシェフは、母に頼んでオーストラリアからお塩を送ってもらっていたほどのファンです。彼は「これからもっと日本で広がっていくことを願っています」と語ります。

購入方法と価格

この魅力的なマレーリバーソルトは、今後、日本のお店でも購入できるようになります。150gのパウチは1,296円（税込）、50gのお試しサイズは640円（税込）、ギフト向けの200g缶は1,800円（税込）で販売されます。家庭でも手軽にお塩にこだわることができ、シンプルな食卓が贅沢に彩られるでしょう。