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米国で高級天ぷらが体験できる「TEMPURA ENDO」

2015年12月25日、米国のベバリーヒルズに新たな天ぷらのお店「TEMPURA ENDO」がオープンしました。営業時間は夕方5時から深夜0時までで、日曜日は定休日となっています。

この新店舗は、全米の天ぷら市場が持つ可能性に着目しています。天ぷらは日本料理の一部として広まってきましたが、アメリカではその本来の魅力が伝わりきっていないのが現状です。ほとんどの天ぷらは日本の職人によって丁寧に作られたものではなく、クオリティの面での課題も多いのです。「TEMPURA ENDO」は、本物の天ぷら職人が作る本格的で高品質な天ぷらを提供し、米国の人々にその魅力を伝えることを目指しています。

出店に至った背景には、来店するアメリカのお客様から「アメリカにも天ぷら圓堂があったらいいのに」との声が多く寄せられたことがありました。開店から15年が経過し、天ぷら技術を身につけた職人たちが成長したことで、「TEMPURA ENDO」の実現に至ったのです。

「TEMPURA ENDO」の目的は、アメリカで広まる健康的でおいしい食生活を提案することです。特に、高級天ぷらは新鮮な魚介や野菜と、高品質の天ぷら油を使用し、グルテンを抑えた衣を身にまとった、健康的な料理であると信じており、そのメッセージを伝えていきます。また、寿司に次ぐ人気を目指して、天ぷら文化の認知度向上にも注力していきます。

ターゲット層としては、日常生活で十分な条件を満たし、さらなる潤いを求めている層を狙っています。こうした人々は、過剰なデザイン空間に飽き始めており、より居心地の良い場所を求めています。こうしたニーズに応える商空間の創出が目標です。

経営戦略としては、客の心を掴む店舗創りが重要です。施設、メニュー、サービスのすべてにおいて、充実させることが基本となります。日本の高級板前スタイルをLAの文化的高所得者層に自信を持って紹介していくことが目標です。

初年度の売上見込みは月商156,000ドル、年商1,872,000ドルを予定しており、開店から5年内にはサンフランシスコ、テキサス、ニューヨークなど全米に5店舗を展開したいとも考えています。

「TEMPURA ENDO」では、コースにはいくつもの魅力的な天ぷらが用意されており、特に日本酒やワインとのペアリングが楽しめる提案があります。例えば、冷たい天ぷら、アミューズ天ぷら、名代天ぷらなどのラインナップがあり、来店者には新しい驚きと感動を提供することでしょう。

今後、高級天ぷらがもたらす健康的な食文化の重要性を伝え、ボーダーレスな食の楽しさを広めていく「TEMPURA ENDO」。新たな料理体験を求めるすべての人々にとって、訪れる価値のある場所となること間違いなしです。

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