注目の安全カッター
2018-07-06 08:00:01

子供たちの安全な挑戦を応援するカッター『キッター』が日本文具大賞を受賞

子供たちの安全な挑戦を応援するカッター『キッター』が日本文具大賞を受賞



オルファの新しいカッター『キッター』が、第27回日本文具大賞の機能部門でグランプリを受賞しました。このカッターは、「大人しか扱えない工具・文房具から、子供が自由に安全に使える知育道具へ」という理念のもとに開発され、子供たちに新たな「切る体験」を提供します。

『キッター』の特長と安全性


『キッター』の最大の特長は、刃部分がプラスチックで覆われている点です。この設計により、刃が露出することが大幅に減少し、使用時や刃の交換時におけるケガのリスクを抑えています。また、軽量かつ丸みを帯びた本体は、小さな手でも持ちやすく、快適に操作できるようにデザインされています。さらに、刃折り器を兼ね備えているため、「切る」だけでなく、「刃を折る」や「片付ける」といった動作も自然に学ぶことができます。

このカッターは、こどもたちが遊びながら学ぶ機会を捉えています。近年、大人が危険を遠ざける傾向が強まる中、自由な遊びから得られる表現のチャンスが減少しています。『キッター』は、子供が自己表現を楽しむための新しいツールとして、新たな可能性を開きます。

日本文具大賞2018の受賞理由


日本文具大賞は、毎年優れた文具に贈られるアワードで、特に機能性やデザインを重視しています。2018年の受賞製品は、2017年7月以降に登場した新製品から選ばれ、オルファはこれまでにも優秀賞を受賞した実績がありますが、『キッター』は初めてグランプリを獲得しました。

審査委員からは、特に「刃をプラスチックで覆うことで恐怖感を軽減し、安全性を高めた」というコンセプトが高評価されました。使用者の安全を考慮したデザインが、子供たちにとっても安心して使える道具として受け入れられる理由と言えます。

開発背景と想い


『キッター』の開発に携わったオルファのメンバーは、近年切るという行為が減少している現状に危機感を抱いていました。安全への意識が高まる中で、子供たちがカッターを使う機会が少なくなっていることから、楽しく安全に使えるカッターを提供し、創造的な表現を促すことを目指したのです。シンプルで美しいデザインの中に、子供の安全性を考えた機能性を盛り込んでいます。

企業情報とオルファの歴史


オルファ株式会社は、1967年に設立され、折る刃式カッターを世界で初めて開発した企業として知られています。以来、カッターや手道具のトップブランドとして業界を牽引してきました。世界初のロータリーカッターの開発企業でもあり、常に新しい商品を提供し続けています。

『キッター』は、オルファが次世代の文具市場に投入した意欲作であり、今後も子供たちが自由に挑戦できる環境を提供することに寄与していくことでしょう。このカッターが、子供たちの成長にどのような影響を与えるのか、今後の展開が楽しみです。

会社情報

会社名
オルファ株式会社
住所
大阪府大阪市東成区東中本2-11-8
電話番号
06-6972-8101

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