ケアネット、医師向けコンサルテーションサービスの運用延長
株式会社ケアネット(以下、ケアネット)は、国立研究開発法人国立がん研究センター東病院との共同研究に基づき、医師向けの無料遠隔コンサルテーションサービス「CONNECT-RC」を延長することを発表しました。このサービスは、2025年9月より運用が開始され、直腸がんに関する治療の質を向上させることを目的としています。
CONNECT-RCの背景
CONNECT-RCは、直腸がんの局所再発や初発直腸がんの患者に対し、担当医が専門医に遠隔で相談できるシステムです。本サービスは、担当医が治療方針の決定に悩んでいるケースを対象とし、より多くの患者が最善の治療を受けられるよう支援することを目指しています。
当初は2026年9月30日までの運用予定でしたが、利用者の増加に伴い、運用期限が2027年9月30日まで延長されることが決定しました。コンサルテーションの事例が増えることで、より多様な治療方針の選択肢を提供できると期待されています。
サービスの運用内容
CONNECT-RCでは、登録した医師が専門医に相談することが可能で、特に大腸外科や消化器内科の専門医がチームを組んで実施されます。このシステムは完全に無料で、セキュアなクラウド環境において利用可能です。医師は事前に登録と本人確認を行い、安心して利用できます。
登壇する専門医には以下の方々が名を連ねています:
- - 伊藤雅昭先生(国立がん研究センター東病院 大腸外科長)
- - 塚田祐一郎先生(国立がん研究センター東病院 大腸外科医長)
- - 坂東英明先生(同院 消化管内科医長)
- - 新村健介先生(同院 消化管内視鏡科医長)
(続く)
このように多角的な専門家の意見を取り入れながら、より高い治療効果を追求しています。
遠隔コンサルテーションの成果
CONNECT-RCの前身である「CONNECT-LR」では、直腸がん局所再発に特化したサービスが2019年に開始され、77件のコンサルテーションが実施されました。その中で、担当医が切除不能と判断したケースの70.6%が再評価により切除可能と判断される結果が得られました。この成功事例は、国際学術誌にも掲載されています。
医師向けWeb講演会
2026年9月30日には、レイヤーの異なる専門家が協力し、医師向けのWeb講演会を開催します。この講演会では、再発大腸がんに対する最新の治療戦略や、内科・外科の連携の重要性について詳しく解説される予定です。医療現場で直面する悩みや疑問点を解消するために設けられたこの場は、医療従事者にとって有意義な機会となるでしょう。
会社のビジョンと今後の展望
ケアネットは、「知と情熱と行動力で医療人を支え、医療の未来を動かす」という使命のもと、24万人以上の医師をネットワークとして活用し、医療の質の向上を目指す取り組みを継続しています。