おやこ基地シブヤ
2017-09-11 15:15:21
フローレンス新施設「おやこ基地シブヤ」が開設!障害児保育の未来を拓く
フローレンス新施設「おやこ基地シブヤ」の紹介
2023年10月1日、渋谷区に「おやこ基地シブヤ」がオープンしました。この新しい保育施設は、全ての子どもが安心して保育を受けられる場所を目指しており、特に障害児に特化したサービスを提供します。
渋谷区初の障害児保育園「ヘレン初台」
「ヘレン初台」は、重症心身障害児や医療的ケアを要する子どもたちのための保育を行う施設です。この園では、通常の保育施設での受け入れが難しい子どもたちに対して、長時間の療育と保育を提供します。また、障害を持つ子どもを持つ家庭の母親の就労支援にも力を入れ、常勤雇用率の引き上げを目指しています。
「みんなのみらいをつくる保育園初台」
この保育園のコンセプトは、子どもたちが「みんなの未来」を築くために参加し、貢献し、楽しむ心を育むことです。子どもたちの好奇心や冒険心を引き出し、互いを思いやる気持ちを育てる活動が行われます。保育者は、子どもたちが自分で考える力を育む手助けをし、この新たな教育アプローチは“シチズンシップ保育”とも呼ばれています。
渋谷区初の病児保育室「病児保育室フローレンス初台」
「病児保育室フローレンス初台」では、子どもが体調不良の場合でも保育が受けられるよう配慮されています。運営13年の経験と豊富なサービス実績を基に、専門スタッフが病児に対する保育を行います。併設された小児科クリニックとの連携により、急な体調不良でも診察を受けることができる安心感があります。
医療法人社団ペルルマーガレットこどもクリニック
この小児科は、病気の際の子どもたちのつらさや、親が抱える不安に寄り添うことを重がかされており、共に困難に立ち向かう姿勢を持っています。親御さんには、丁寧にお話を伺うことで安心感を与え、適切な説明を心がけています。
インクルーシブ保育の実現
フローレンスは、障害児と健常児が共に成長できる環境を提供することを目指しています。新しい施設では、別室で安全に保育が行われつつ、イベントや外遊びの時間を通じて交流の機会を持つことで、互いの多様性を尊重し、人間性の基礎を育てています。
長谷部健 渋谷区長は、「ちがいをちからに変える街」を目指す中で、この新たな施設が多様性を活かした子育て支援の一環として期待されることを強調しました。
デザインコンセプトと施設の特徴
施設の設計は、株式会社日比野設計と幼児の城によって行われ、居心地の良さを重視しています。タイルや木の温もりを生かしたシンプルなデザインの中には、大きな窓や子どもが一人になれるスペース、ガラス張りの調理室など、自由な遊びと発想が生まれる工夫が施されています。
未来に向けて
フローレンスは、今回の施設開設に際し、多くの企業や個人からの支援を受けました。全国で同様のモデルが広がることを目指し、今後も政策提言や事業運営に取り組んでいきます。すべての親子が光を感じられるように、さらなる支援を呼びかけています。
このように、「おやこ基地シブヤ」はただの保育施設ではなく、障害をもつ子どもたちと健常児が共に成長し、地域の子育て支援の礎となる場所を目指しているのです。
会社情報
- 会社名
-
認定NPO法人フローレンス
- 住所
- 東京都千代田区神田神保町1-14-1KDX神保町ビル3F
- 電話番号
-
03-6811-0903