岐阜のシートベルト事情
2025-02-21 09:16:22

岐阜県の後席シートベルト着用率向上への取り組みとは?

岐阜県のシートベルト着用率とその取り組み



岐阜県において行われた2024年のシートベルト着用状況調査の結果、後席シートベルトの着用率は61.5%に達しました。この数値は前年の54.5%からの上昇を示しています。一方で、高速道路では90.1%という高い数字が記録されていますが、全国平均と比較すると依然として課題が残ります。

JAF(一般社団法人日本自動車連盟)岐阜支部の支部長、加藤元康氏は、この調査結果を受けて交通安全の取り組みを強化する重要性を強調しています。今後は、小学校での体験型授業を通じて、児童にシートベルトの重要性をしっかりと伝え、家庭内での意識向上を図ります。

スクールセーフティ事業とは



JAF岐阜支部は、特に重要視しているのが「スクールセーフティ事業」です。このプログラムは、岐阜県と協力しており、児童にシートベルトの効果を実感してもらうための体験型授業を行っています。具体的には、シートベルト効果体験車を使用し、時速5kmでの疑似衝突体験を提供します。これにより、シートベルト着用の意義をリアルに理解してもらう狙いがあります。

2024年度には、岐阜県内の24校を訪問し、教育を実施しました。児童たちがこの体験を通じて得た知識を家庭に持ち帰り、家族全体でのシートベルト着用意識が向上することを期待しています。

交通安全イベントの開催



JAF岐阜支部は、地域内での交通安全イベントの開催にも力を入れています。岐阜県と連携し、様々なイベントを実施することで、後席シートベルト着用の重要性を広めていく計画です。

特に注目すべきは、以下の日程で予定されているシートベルト効果体験車の出展イベントです:
  • - 3月15日(土)・16日(日):カラフルタウン岐阜、10:00~16:00
  • - 3月29日(土):岐阜メモリアルセンター長良川競技場、11:00~13:30
  • - 4月6日(日):JR岐阜駅前 信長ゆめ広場、10:00~16:00

これらのイベントを通じて多くの人々にシートベルトの重要性を伝えることを目指しています。

死亡事故とシートベルト着用



2024年中に岐阜県で確認された死亡事故者数は70名で、そのうち自動車乗車中の死者は26名でした。この亡くなった中の12名はシートベルトを未着用であり、着用していれば助かった可能性が高いと考えられています。これらの統計データは、シートベルト着用の重要性を裏付けるものであり、今後の活動の端緒となります。

2008年に後席シートベルトが義務化されて15年以上が経過していますが、岐阜県の後席シートベルト着用状況は依然として改善の余地があります。運転席や助手席に比べて着用意識が低い現状を打破すべく、JAF岐阜支部は引き続き様々な活動に取り組んで参ります。

まとめ



シートベルト着用は、交通事故から身を守るために非常に重要な要素です。岐阜県の後席シートベルト着用率が向上していることは喜ばしいニュースですが、さらなる意識の向上が求められています。JAF岐阜支部は、教育活動を通じてこの問題に真剣に取り組んでいく所存です。


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会社情報

会社名
一般社団法人 日本自動車連盟
住所
東京都港区芝大門1-1-30日本自動車会館14階
電話番号
03-3578-2811

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