のっぷい土壌の魅力
2023-01-17 11:20:15
市川三郷町で育まれるのっぷい土壌野菜の魅力と国際的PR戦略
市川三郷町、のっぷい土壌の魅力を発信
山梨県市川三郷町の特異な土壌で育った新鮮な野菜が、国内外で注目を集めています。特にこの地域で有名なのが「のっぷい土壌」と呼ばれる土。これは、その独自の性質から育てられる農作物が他にはない魅力を持っているのです。
のっぷいとは何か?
「のっぷい」という名称は、市川三郷町の大塚地区の黒い土壌を指します。この土壌は、時が経つにつれて変質した腐植が豊富で、その結果として非常に栄養価の高い農産物が育ちます。また、7000年から9000年前の火山活動によって噴出された軽い火山灰が多く含まれ、音を立てて歩くことができる特徴があります。このような土壌は日本全体でも珍しく、関東一円の火山活動による影響を受けています。
海外へ向けたアプローチ
市川三郷町では、この魅力的なのっぷい土壌で育った野菜を活かし、環境問題への取り組みやフードロス削減を意識したPR活動を行っています。特に最近では、地元の温泉施設「みたまの湯」周辺で、のっぷい畑を訪れる体験型のイベントが催され、多くの訪問者を向かえています。畑に赴くと、そこには広がる美しい景色と共に新鮮な野菜の収穫が待っています。
収穫体験
体験イベントでは、規格外のにんじんやじゃがいも、さつまいもなどを収穫することができ、参加者は普段体験できない貴重な機会を楽しみました。この日は地元高校生たちが制作した「のっぷいカレー」やデザートも試食でき、味わいの感想や、野菜を用いた世界の料理について意見を交換する場が設けられました。このように、地元の若者も積極的に参加することで、地域の特産品に対する関心が高まっています。
にんじんの比較検討
イベントでは、特ににんじんが注目され、海外産のにんじんと市川三郷町の大塚にんじんとの比較が行われました。参加者からは、「こんなに長いにんじんは見たことがない」と驚きの声が上がり、独特のシトラス系の香りや、食感の良さが称賛されました。海外ではにんじんを焼いてビーガンベーコンとして調理することが一般的であることも知るなど、新たな視点の交流が生まれました。
これからの取り組み
収穫したのっぷい農産物は、参加者によってSNS等で発信される予定です。また、大塚にんじん専用の印象的な「にんじん袋」も用意され、これがPR活動の一助となります。市川三郷町では今後も、のっぷい農産物の魅力をさらに広めるべく、イベントを続けていく予定です。環境問題への意識を高め、地域の農作物の素晴らしさを発信し続けるこの町の取り組みに、ぜひご注目ください。
会社情報
- 会社名
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市川三郷町 農林課
- 住所
- 山梨県西八代郡市川三郷町市川大門1790-3
- 電話番号
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