弘前城御能が350年の節目に開催される!
2024年11月3日、青森県弘前市にて「弘前城御能」が行われます。この催しは、弘前藩4代藩主・津軽信政が能舞台を本丸に設置した1674年から数えて350年という歴史的な節目を祝うものです。まさに日本の伝統文化が息づくイベントとして、広く注目が集まっています。
開催概要
「弘前城御能」は、観客が能楽の魅力を直接体験できる貴重な機会です。開催日は2024年11月3日で、会場は弘前市民会館大ホールに決まっています。全席指定制で、未就学児の入場はできませんのでご留意ください。入場料はS席7,000円、A席5,000円、B席1,500円と設定されていますが、当日券はそれぞれ1,000円、500円のアップ料金が適用されます。チケットは2024年7月27日から販売開始予定です。
予定演目
- - 第1部では、解説を含む演目が3つ展示されます。興味深いのは、狂言「茸」。この作品では、きのこがどんどん増える不思議な展開に、参加する地元の子どもたちがきのこ役として登場する試みが見どころです。
- - もう一つの注目は能「羽衣和合之舞」。神秘的な舞が幻想的な世界を描き出し、観客を引き込むことでしょう。特に、白龍と天女の物語は音楽教科書にも取り上げられるほどの人気です。
- - 第2部では、盛りだくさんのプログラムが用意されています。狂言「素袍落」では、明るい雰囲気の中にお酒と装束が絡み合う楽しいストーリーが展開されます。さらに、能「紅葉狩 鬼揃」では、戦いと美が融合したドラマチックな演出が観客を魅了します。
特別企画
公演に際して、弘前大学との共同実施による実証実験が行われます。観客の健康への影響を探るため、観覧者から唾液の採取と問診が行われ、参加者にはQUOカード1,000円分が謝礼として提供されます。これは、舞台芸術の魅力を科学的に裏付ける貴重な試みとなることでしょう。
記念の題字
また、今年の公演に用いられる題字は、弘前市民からの公募によって選出された最優秀賞作品です。青森県立弘前高等学校の千葉拳己さんによる作品が、今後のプロモーションに使用されることになっています。
詳細情報とチケット購入
弘前城の美しい景観の中、能楽が織りなす歴史と物語に触れてみませんか?チケットおよび詳細情報については、公式ウェブサイトをぜひご覧ください:
弘前市HP。
この機会に、日本の伝統文化の深さを実感し、心に残る体験をぜひお楽しみください。