全国まちづくり会議2023が千代田区で開催、未来のまちづくりを考える

全国まちづくり会議2023 in 東京千代田

2023年10月7日（土）と8日（日）の2日間、東京都千代田区の明治大学にて通称「全国まちづくり会議」が開催されます。今年のテーマは「これからのまちづくりの担い手」。この会議では、草の根のまちづくり団体から都市計画の専門家、また企業や研究者といった多様な参加者が集まり、交流を深めながら、今後のまちづくりについて考えていきます。

まちづくり会議とは？

「全国まちづくり会議」は、年に一度集まる各地で活動する団体や専門家が集う場です。初開催は2005年で、これまで18回の歴史を持ちます。会議では、パネルディスカッションやワークショップ、さらには街歩きの企画といった多様な行事が用意されており、各テーマに基づいたセッションも行われます。

2023年の特徴

今年は特に、関東大震災から100年を迎えるという意味でも重要な位置づけのイベントです。オープニングセッションには、著名な都市計画家の蓑原敬氏と社会学者の宮台真司氏が登壇し、コロナ禍を経て考える「まちづくりの哲学」について議論を深めます。また、津波や地震などからの避難を考える「逃げ地図」展や体験ワークショップもあり、地域に即した防災意識を高める企画が充実しています。

セッションの内容

基調講演以外にも、多様なテーマのセッションが販売されており、各専門家による実際的な取り組みや経験談を基にした議論が展開されます。たとえば「スポーツ施設と防災の関係」や「農的活動の可能性」、さらには「未来の逃げ地図づくり」など、新しい視点でのまちづくりを探求する内容が盛り込まれています。

また、地域の特性に合わせた「本の街・神保町のまちづくり」や、学生の視点による「地域×学生×地域」といった視点からもまちづくりの可能性にアプローチします。地域で活躍する人々のアイディアや実践が、どのようにまちを形成していくか Dive することができます。

エクスカーションと懇親会

会議の合間には「古地図を重ねて歩く神田駿河台」や「台東区谷中の今」のまち歩きも予定されています。これにより、参加者は実際に地域を体験しながら学びを深めることができる貴重な機会が提供されます。さらに、最終日には「第15回日本都市計画家協会賞」の授賞式と懇親会も開催され、まちづくりへの情熱を持つ人々とのネットワークが広がる瞬間でもあります。