オンラインで林業を学ぶ!森林の仕事ガイダンス
全国森林組合連合会(通称全森連)が、11月8日と2026年2月23日に初めて開催する「森林の仕事オンラインガイダンス」。これは林業に興味がある方々に向けたオンラインイベントで、全国どこからでも参加できるのが大きな特長です。スマートフォンやPCを使えば、自宅にいながらにして林業の魅力や暮らしを学ぶことができます。
開催の背景
現在、林業は大きな転換期を迎えています。日本国内の林業就業者は長年にわたり減少傾向にあり、1985年には約12.6万人もの就業者が存在していたのに対し、2020年には約4.4万人まで減少しました。また、多くの地域で高齢化が進み、林業に従事する平均年齢も50代に達しています。これらの課題を受けて、林野庁も新しい担い手の確保と育成に力を入れる必要があります。
イベントの内容
「森林の仕事ガイダンス」では、以下の内容が予定されています。
1.
オリエンテーション:林業の基礎知識や将来のキャリアパスを学びます。
2.
各都道府県の林業紹介:Zoom内のブレイクアウトルームで、各地の林業の特色や現場の状況を担当者から直接聞くことができます。
3.
個別相談の案内:参加者の質問や相談に応じるオンライン相談の案内も行います。
これらの内容により、参加者は林業について多角的に理解できる機会となっています。
参加費と申し込み
参加は完全無料です。興味のある方は公式ウェブサイトから簡単に申込みが可能です。なお、各都道府県の特徴を詳しく知ることができる部屋については、ウェブサイト上で随時情報が更新される予定です。
主催者のコメント
全森連の代表理事会長である中崎和久は、「オンライン開催により、全国の多くの方に林業の仕事の魅力を伝えることができると期待しています。」とし、参加を歓迎しています。
定期相談サービス
「森林の仕事オンラインガイダンス」だけでなく、常設の「林業就業オンライン相談」サービスも設置しています。これは、ガイダンスの日程に参加できない方でも、希望する都道府県の相談員とZoomで相談できるもので、現地の林業の特色や移住のことまで気軽に聞くことができます。
持続可能な林業を目指す
「緑の雇用」事業を通じて、安心して林業に従事できるよう支援するプログラムも進行中です。初心者から始めた方でも、体系立った研修体制を通じて林業の専門技術を習得し、将来的には現場管理責任者や統括管理者へとキャリアをステップアップできます。
未来のフォレストワーカーへ
今回のオンラインガイダンスは、こうした林業の未来を担うフォレストワーカーを生み出す一助となるでしょう。林業に興味がある方は、ぜひ参加してその魅力に触れてみてはいかがでしょうか。参加は簡単で、全国どこからでも無料でアクセスできるため、自宅に居ながらにして林業の世界を探求できます。
詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。新たな出会いや発見が待っています!