クアラルンプールで開催される日本文化をテーマにした企画展
クアラルンプールの「元年堂 GAN-NEN-DO」にて、9月12日から日本の伝統文化を惜しみなく伝える企画展がスタートしました。この企画展は、「文喫」を展開する株式会社ひらくが手掛けたもので、海外での日本文化の紹介と地域産業の海外進出を目指しています。
企画展の目的
「元年堂」の店頭に設けられた約9平米の企画展スペースでは、飲食店としての機能だけでなく、ギャラリーやポップアップショップとしても利用されます。ここでは、香り豊かな十割そばや日本酒、日本茶などの“食”を通じて、伝統文化や工芸、アート、そして科学技術を人々に広めることを目的としています。日本の精神性やものづくりの特性を、訪れる人々にじっくりと伝える機会となるでしょう。
継続する企画展の計画
ひらくは、今回の企画展に続く第2弾の開催もすでに計画中です。今後も特に、日本国内で高く評価されている企業のプロダクトやストーリーを、現地の人々に響く形で紹介していくとしています。ひらくは、入場有料の本屋「文喫」の店舗運営や様々なイベントを通じて、本を媒介にさまざまなカルチャーと出会う機会を提供してきました。新しい企画展では、海外であまり知られていない企業の魅力を引き出すことを目指しています。
注目のパートナー企業、ミユキアクリル
第1弾の企画展のパートナーとして参加しているのは、東京都足立区にあるアクリル工房「ミユキアクリル」。この工房は1970年に創業され、メインブランド「TOKYO ACRYL」にて、時代に応じた多様なアクリル製品を製作しています。職人の手による色の調合や模様の描画など、その製品にはまさに芸術的な美しさがあります。
展示されるプロダクトには、伝統和紙を用いたものや廃色材を使ったアイテムなど、多種多様なデザインが展開されます。これらの作品は、訪れる人々に親しまれるだけでなく、製品がどのように作られているのか、そのストーリーも紹介される予定です。
今後の展開
この企画展は2024年10月27日まで続く予定です。また、次回の企画展「わたしらしさを纏う」は、2024年11月2日から始まる予定で、群馬県桐生市に拠点を持つアパレルブランド「ezu」が関与しています。草木染め技術を生かした色合いとユニークなデザインで、海外からも注目されています。
このように「元年堂」では、様々な日本文化の魅力を世界へと発信する努力が続いています。今後も”Re:Found”のコンセプトに基づき、日本各地の地域産業やブランドを海外に広める取り組みが期待されます。企画展の詳細については元年堂の公式HPをご確認ください。
お問い合わせ
企画展に関する詳細は、株式会社シードのプレスリリースや日本出版販売株式会社にてご確認ください。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。