ファインディの新たな挑戦
ファインディ株式会社が2026年に向けた事業戦略発表会を開催し、生成AI時代に対応した新規事業のプランを明らかにしました。急速に進化する生成AIの環境において、同社はこの変化を成長の機会と捉え、目標として150%の成長を掲げています。最終的な目標は2028年までに累計登録企業数を10,000社に達成することです。
変化する市場環境と戦略的アプローチ
最近のAIの急速な進化は、企業の開発プロセスや人材市場に大きな影響を与えています。企業が競争力を維持するためには、迅速な意思決定と実行力が不可欠となっています。しかし、AIを組織全体に活かすためには新たな開発体制やDevOps環境の見直しが求められています。
ファインディは、これを受けて「つくる人がもっとかがやけば、世界はきっと豊かになる」という理念のもと、ITエンジニアと企業を結びつけるマッチングサービスや、経営の支援を行うAI戦略支援SaaSを提供してきました。この10年間で累計26.7万人の会員と4,000社の登録企業を抱える同社ですが、今後はさらに新たな戦略を展開する予定です。
次期事業戦略の4つの注力領域
ファインディの2026年に向けた次期戦略では次の4つの領域に注力します。
1.
人材マッチング事業の成長
ITエンジニア向けの転職サービス「Findy」とフリーランス紹介サービス「Findy Freelance」の強化が図られます。特にAI活用を積極的に行うハイスキル人材との接点を増やすことが目指されます。
2.
開発内製化・AI駆動開発支援の強化
大手企業向けに、開発の生産性を可視化・改善するSaaS「Findy Team+」を基軸にサポートを強化します。コンサルタントによる支援や現場改善も見込まれています。
3.
新規事業の創出
自社でのAI活用によって得られた知見をもとに新たなプロダクトやサービスを連続的に創出します。
4.
海外事業の拡大
インドや韓国などを中心に、日本企業の海外市場への進出を支援し、売上拡大を狙います。
新規AIサービスの展開
ファインディは新たに複数のAIサービスも展開します。「Findy Insights」は、開発組織の改善やAI駆動の意思決定をサポートし、個々の勘に頼らない組織としての能力を高める基盤を提供します。
「Findy AI+」では、生成AIツールの活用状況を可視化し、投資対効果を定量化。これにより、組織全体でのAI活用の幅を拡げます。また、「アーキテクチャ壁打ちAI」では、開発ツールのレビューを行う新機能として、設計やアーキテクチャ判断を迅速化します。「Findy AI Career」では、生成AIの活用度を可視化し、エンジニアのキャリア支援へとつなげます。
代表取締役の想い
代表取締役社長、山田裕一朗氏は「AIはエンジニアの仕事を奪う存在ではなく、その役割を進化させる(笑)」と語り、ファインディが企業が価値創出に集中できるプラットフォームを目指していると強調しました。
ファインディは、今後も様々な挑戦を繰り返し、エンジニアと企業の持続可能な成長を支援し続けることでしょう。