ICTでウニ畜養へ
2020-06-22 00:00:09

ICT技術で磯焼け対策!新たなウニ陸上畜養事業が始動

磯焼けを克服するための新たな挑戦



ウニノミクス株式会社NTT東日本が手を組み、世界初のICTを活用したウニ陸上畜養トータルソリューションの構築に向けた共同実験を開始しました。このプロジェクトは、磯焼けの問題に対して革新的な解決法を提供し、環境や地域経済に貢献することを目指しています。

磯焼けとは?


磯焼けは、地球温暖化や魚の乱獲によって増えすぎたウニが藻場を食い荒らす現象です。藻場は海の生態系にとって必要不可欠な環境であり、魚介類やその他多様な生物の生息地です。磯焼けによるウニは商品価値が低いため、これを解決する必要があります。ウニノミクスは、高品質なウニを育てることで、地域経済や環境保護につなげる新しいビジネスモデルの形成を目指しています。

注目のウニ陸上畜養技術


この新たなウニ陸上畜養の取り組みでは、特に作業の効率化が重要なテーマとなっています。漁業界の高齢化や人手不足が深刻な問題となる中、従来の手作業に依存する方法から脱却し、ICT技術を駆使して作業の質とスピードを向上させることが求められています。具体的には、画像認識やセンシング技術を使用し、ウニの個数やサイズ、健康状態を迅速に把握し、それに基づく管理レポートを生成します。また、AIを搭載したロボットを用いることで自動給餌や出荷選別も実現します。

今後の展望


ウニノミクスの一員である株式会社大分うにファームでは、さらに進化した技術の研究開発を進める予定です。2022年度中に、画像認識やセンシング技術を用いたデータ収集とAI開発を行い、2023年度以降には実際の畜養オペレーションにプロトタイプを導入する計画です。

この共同実験を通じて、ICTを駆使したウニ陸上畜養システムが大分うにファームのみならず、ウニノミクスが展開する国内外の拠点でも導入されることが期待されています。これにより、磯焼けウニを効果的に活用し、持続可能な漁業と地域経済の発展を目指します。

まとめ


この新しい取り組みは、ただのビジネスに留まらず、環境問題への挑戦でもあります。今後も継続的な研究と技術革新が必要とされますが、ウニノミクスとNTT東日本の共同で進められるこのプロジェクトは、磯焼けの問題解決や、ウニの生態理解の深化、さらに労働環境の改善にも寄与することが期待されています。私たちの海と地域を守るための大きな一歩として、このプロジェクトの成功を祈ります。

会社情報

会社名
ウニノミクス株式会社
住所
東京都江東区木場2丁目13番6号
電話番号

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